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「北斗星」に80ウン回目の乗車 北斗星の魅力と楽しみ方 

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B寝台個室ソロ(下段)と札幌発車してすぐ古豪711系に遭遇
9/17に札幌から上野まで寝台特急「北斗星」に一昨年12月以来久しぶりに乗車した。これまで正確な乗車回数が数えていないが、この20年間で80回は越えており、多分80ウン回目になるであろう。
今回、B寝台個室ソロを利用、北斗星のソロは定宿化しているが、これまでA寝台ロイヤルに4回、B寝台二人用デュエットを4回、開放型2段式B寝台を2回利用しており、それ以外はすべてソロだ。二人用A寝台ツインDXは2段ベットで、コストパフォーマンスのよさをかんじないので未体験である。
80ウン回乗車のうち、上野発の下り利用は多分30回以下で、札幌発の上りが圧倒的に多い。理由としては、寝台券、特に個室が入手し易いこと、往路の利用はなかなか寝付けないことが多く、朝到着をしても時間を持て余してしまうことがある。それに対し、復路は身体も疲れており、比較的寝れることや、会社員時代はそのままオフィスへ直行できるなどのメリットがあった。
今回は航空機で帰京する予定であったが、函館発が1週間通してほぼ満席。千歳発もJAL,ANAには多少空席があったが3万円の普通運賃のみ。スカイマークやエアDOは全く取れず、予定を変えて、札幌駅のみどりの窓口に訊いたところソロが1席のみ空いていた。前日であったが、いちばんキャンセルが出るのは二日前から前日が多い。
北斗星は最盛期の3往復体制から現在は1往復のみ。札幌発も旧北斗星2号のダイヤなので17時発過ぎとかなり早い。地酒、地ワイン、駅弁など飲食料を買い込み晩酌をしているとウトウトして一眠りをする。21時前になると食堂車のパブタイム案内放送が始まる。食堂車「グランシャリオ」のディナータイムは完全予約だが、パブタイムはフリーであり、ビーフシチューやパスタなどの食事メニューもある。
大沼を過ぎたあたりで食堂車に顔を出すと満席。4人席に相席ということで、先に男性2人が座っている。管理人はチーズ盛り合わせとワインを頼んだが、隣席のサラリーマンと思しき男性が、いきなり「そろそろ函館の街並みが見えてきますね」と話しかけてきた。外は真っ暗でも、カーブや勾配でだいたいの位置を把握しているようだ。
よく訊くと、東京-札幌を仕事で頻繁に往復、行き帰りどちらかは北斗星を利用するとのことで月2~3回乗車しているらしい。乗車回数も数百回ということで、上には上がいたものだ。前に座る鉄分が強そうな青年は何ともいえない顔で私たちの会話を聴いていた。
そういえば、北斗星乗車300回というイラストレーターの男性がいるが、このサラリーマンは上回っていそうだ。この他にもスーツ姿のサラリーマン風が結構乗車しており、出張のようである。以前は少なかったが、鉄道・ブルトレ人気の影響かだんだん増えてきている。春にトワイライトに乗車した時も数人スーツ姿がいた。
北斗星の旅、これまでもいろいろな出会いやハプニングがあったが、究極のマンネリながら何度乗っても飽きない。4月に「トワイライト」へ乗車した時は興奮して、浮き足立ってしまったが、北斗星は生活の一部のように、お決まりの時間が過ぎてゆく。トワイライトはご褒美に乗るような特別な列車だが、北斗星は日常的な列車である。北斗星に乗車経験がない人は特別な列車と思っているようだが、廃止になった九州ブルトレに乗るのと同じような日常感覚である。
以前なら当たり前であった寝台車と食堂車の旅、しかし今ではそれが貴重で、贅沢なものになってしまった。暇人が乗るように思われるが、時間帯を上手く利用すれば効率的に旅や出張をこなすこともできる。
ところで、12月、東北新幹線青森延伸で、三セクの青い森鉄道の距離が延びるために北斗星料金が上がる。上野-札幌のB寝台料金は25,270円から27,170円に値上げ。全線東北本線の時代は22,700円であった。かなりの値上げ幅となる。これでは特別な列車になってしまう。
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食堂車「グランシャリオ」 函館駅停車中
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新型機関車で上野駅へ到着

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