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JR北海道が新たな鉄道記念物を指定、士幌線アーチ橋、キハ82、小樽駅舎など新顔が登場

名寄市北国博物館前に展示されている排雪列車「キマロキ」編成の準鉄道記念物指定書の授与式が21日、同展示会場で行われた。この指定は、歴史あ る鉄道財産を後世へ残していくことを目的に、JR北海道が実施している。全国で唯一現存するキマロキ編成として知られている列車だが、今回の指定によりJR北海道のお墨付きを受けた形となった。(10/22付 名寄新聞

キマロキ排雪列車は機関車、マックレー車、ロータリー車、機関車の排雪用編成列車の頭文字を取り名づけられた。車掌車を含め5両編成で、全長は約75メートルに及ぶ。名寄市が旧国鉄から無償貸与を受け、昭和51年から名寄公園入り口に展示。平成5年には、旧名寄本線の線路上に移設され現在に至る。公開後の車両は、同年設立された名寄SL排雪列車(キマロキ)保存会が市からの委託を受け、保守、点検などに当ってきた。 *名寄新聞記事は初登場です

JR北海道が、歴史的に価値のある道内の鉄道遺産を鉄道記念物と準鉄道記念物に指定して保全に取り組むことになった。鉄道遺産の多くは地元自治体が管理しているが、保全が行き届かずに老朽化する懸念もある。JRが鉄道記念物に指定することで鉄道遺産の維持を図っていく。

鉄道記念物は、鉄道の地上施設や建築物、車両、鉄道の発展に貢献した人の墓碑や遺跡を含めた歴史的価値の高いものをいう。準鉄道記念物は、将来歴史的価値が生じ、鉄道記念物の指定にふさわしいものと定義。国鉄時代に全国で鉄道記念物が35点(準鉄道記念物48点)指定され、道内では旧手宮機関庫が鉄道記念物に指定されていた。

JRは、国鉄の分割民営化後も鉄道記念物を継承したが、新たな指定はなかった。ただ歴史・文化的にも貴重な鉄道遺産の保全は不可欠と判断し、国鉄時代の制度を再考することにした。

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小樽交通記念館時代 記念指定物が3両休む

鉄道指定記念物

①旧手宮機関庫
② しづか号機関車 
③ い1号客車
④大勝号機関車

以下 準鉄道記念指定物 *青色は新規指定
① キ601号回転雪かき車 ② キ800号かき寄せ雪かき車 ③ 北海道鉄道開通起点標
④ キハ03 1号気動車 ⑤ キハ82 1号気動車⑥ ED75 501号電気機関車
⑦ クラウス15号機関車ほろしん温泉ほたる館
⑧ 排雪列車「キマロキ」編成名寄市北国博物館前 ⑨ 旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群上士幌町⑩ 小樽駅本屋小樽市
⑪ 旧室蘭駅舎室蘭市 ⑫ 北海道鉄道技術館
 ⑬ C62 3号機関車 ⑭ 岩見沢レールセンター

指定物の約半分は小樽市手宮の「小樽総合博物館」(旧交通記念館)で見学することができる。また、今回、車両以外にも士幌線アーチ橋、小樽駅舎や旧室蘭駅、苗穂の鉄道技術館、岩見沢レールセンターなどが指定されたが順当な選定と云えよう。

名寄新聞で紹介ををした「キマロク」が保存されている名寄市北国博物館へは1993年の冬、深名線乗車のついでに寄ってみたが、12月ですでに雪囲いをされて見ることができなかった。

管理人が今後、準指定物に期待をしているものとしては、急行でも利用された711系電車や今回指定されたキハ82の後釜になるキハ183系、最初のリゾート列車である「アルコン」あたりか。将来的に「北斗星が」廃止になればこちらも入れていただきたいが、大宮の博物館へ持って行かれそうである。

 

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準指定を受けたキハ82系 小樽市総合博物館で撮影

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