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「はこだてクリスマスファンタジー」にSLを運転、新幹線延伸を記念した新しい冬季イベント登場

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JR北海道は、12月1日から開催される「2010 はこだてクリスマスファンタジー」に合わせて、今年初めて「SLはこだてクリスマスファンタジー」を運転する。運転区間は函館ー大沼公園間(途中停車駅なし)。12月4日から25日までの金、土、日、祝日の計11日間に1日2往復。「SLはこだてクリスマスファンタジー」は、電飾に輝くC11型蒸気機関車が客車をけん引、グッズを販売するカフェカー1両を含む4両編成で運転される。

函館の冬の定番イベント「はこだてクリスマスファンタジー」の開催にあわせてSLは運行される。運行開始当日の12月4日は東北新幹線の八戸~新青森間の開業日ということもあり、それに合せた記念イベントとも受け取れる。また、冬季観光キャンペーン「函館。いか。ないと」とも連携していると思われるが、冬季にSLが走るというのはおよそ36年ぶりのことらしい(36年前ということはちょうど北海道からSLが消えた頃なので全く記憶なし)。

今回、運行されるC11機関車は毎年春と夏に「SL函館大沼号」で運行されているもので、年中道内のイベント列車として活躍している。本来なら12月は札幌-小樽間のクリスマス列車として、夜間に運転されるのが恒例となっていたが、今回は新幹線開業もあり、函館まで”出稼ぎ”に来ることになった。

JR北海道は先ごろ発表された2010年度4-9月期の連結決算で、上半期ベースでは初の減収減益となった。2011年度3月通期の連結予想も下方修正しており、高速道路の無料化の影響や景気低迷による売店や物販事業の不振が目立つという。

厳しい環境下で現在力を注いでいるのが、東北新幹線の新青森延伸にあわせ、「スーパー白鳥」との利便性を高め、本州からの利用客、特に観光客を道内に呼び込むことだ。

今回のSL運転も新幹線効果に賭けるJRの意気込みが伝わってくる。客室乗務員もサンタの衣装で乗客を出迎える他、JR利用者には「はこだてクリスマスファンタジー」のイルミネーションや夜景の見学に便利なツインクルバス函館「クリスマスファンタジー号」も運行される。

さっぽろホワイト・イルミネーション」に較べ、今ひとつ本州での知名度がないクリスマスファンタジーだが、新幹線効果によって客足を増やせるであろうか。

【参考】この件に関するJR北海道プレスリリース

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