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東北新幹線の全線開通で函館以北まで乗り継ぐ客が増えると予想する

hakucho shokuto

JR北海道が東北新幹線全線開業を受けて実施したダイヤ改正で、新青森-函館を結ぶ特急「スーパー白鳥・白鳥」の利用率が好調だ。青森―函館間を走っていた前年同期と比べて8%増になったことを明らかにしたほか、12月末までの予約状況を見ても前年同期比26%増となっており、函館―札幌間の特急「スーパー北斗・北斗」の予約率もつられる形で同4%増となっている。

また、10日に年末年始の予約状況も発表をしたが、函館発着の本州方面列車は予約数が前年比118.6%、札幌発着の函館方面が114.8%と大幅に数字を伸ばしている。釧路・稚内方面がほぼ前年並みであったのと比較すると明らかに新幹線効果である。また、本州方面夜行(北斗星・カシオペア・トワイライトEXP・はまなす)も前年比114%と好調である。

青森-函館間の伸びはある程度予測されたが、札幌方面(北斗・S北斗)の114.8%は注目に値する数字である。これは本州方面から新幹線乗り継ぎで利用する客や函館・青森の観光キャンペーンの影響もあり、札幌方面から函館方面へ向かう客が増えたのではないかと推測する。夜行列車も大幅に伸びているが、ブルートレインと新幹線をそれぞれ利用する旅行者(鉄道ファン)も多いのではないか。

東京から札幌までの乗り継ぎは1日がかりだが、仙台など東北方面からの利用者はかなり増えているようだ。この時期、航空機の割引運賃が殆どなくなるので、通年運賃が殆ど変わらないJRにシフトしている客も多いと思われる。

本州方面から函館以北へ行く場合、所要時間は八戸終点時代と比較して、せいぜい20分程度の短縮である。しかし、北海道(函館)への玄関口である青森まで開通したという気分的な効果が数字を延ばしている。

今後、本州から函館方面への利用者は増えると見込んでいる。まず、恒例の「大人の休日きっぷ」3日間12,000円乗り放題が1/13から1/25まで実施される。これで多くのシニア層が、新幹線試乗も兼ねて函館へ訪れるであろう。冬にも関わらず6月の期間中よりも増えることも考えられる。

また、来年3月よりE5系が投入されるので、春から夏にかけて東北新幹線の青森までの利用者はいっきに増え、その流れで函館、さらには札幌方面へもJR利用者がやってくるはずだ。

最後に今回面白い現象として、函館など北海道在住や帰省で戻る人たちのかなりが新幹線を利用しているのだ。管理人のまわりにも何人かいる。これまで飛行機以外、選択肢がなかった人たちがJRを選んでいる。やはり、PRというのは大きい。

【参考】「年末年始の指定予約状況のお知らせ」(JR北海道資料)

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