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ニセコ町がデマンドバスの運行を開始、利用者増には使い勝手のよさとPRが必要

ニセコ町は地元住民と観光客向けに、利用者から予約を受けて家や宿泊施設に立ち寄りながら目的地に向かう「デマンドバス」の実験運行を14日から始める。デマンドバスはバス停をほとんど設けず、利用客の要望通りにコースを組む。「観光客向けのデマンドバスサービスは全国初の試み」(同町)という。 (12/14付 朝日新聞北海道版)

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ニセコ駅から昆布温泉へ行く路線バス(2004年12月 懐かしいブルーカラーのニセコバス)

前回に続いてニセコ関連の話題を。

同町は路線バス、スクールバス、福祉バスを統合した町内循環バス「ふれあいシャトル」をニセコバスが委託され運営している。しかし、各路線とも1日4本程度と本数が少なく、利用者も減少傾向。町は年間約5100万円の補助金を投じ路線を維持するが、燃費の少ない小型車両を使い、柔軟な運行形態のデマンドバスを導入すれば、利用者が増え、本数も増やせる、と見込んでいる。

期間は来年2月14日までの2カ月間。実験運行のため、利用料は無料。予約は1週間前から60分前まで。また、観光客用は地元の宿泊施設や飲食店を通じて予約ができる。

管理人はニセコへ車で行くことが多いが冬はJRと路線バスを利用する。昆布温泉にお気入りの宿があり、特に雪の露天が好きなので毎年のように行くが、公共交通がえらく不便。このシャトルの存在は知っており、宿にほど近いニセコ町のホテルには停まるが、管理人が行く温泉宿が蘭越町側にあるため、途中から歩かなくてはならない。夏なら何でもない距離だが冬は遠くかんじる。

夏季にしても自転車が乗せられるなど面白い試みをしているが、本数が少なく、観光客にも殆ど知られていない。「道内時刻表」を見ても、掲載されている路線バスはニセコ-昆布温泉-湯本温泉-五色温泉のみだ。

ニセコ駅から昆布温泉まで路線バスは一日1本。結局行き帰りのどちらかはタクシーになってしまう(2800円程度)。ニセコエリアはこの「ふれあいシャトル」の他にも外国人向けのシャトルバスを走らせているが意外に使い勝手が悪いのだ。

ニセコの観光スポットはニセコ町だけではなく、倶知安町、蘭越町に広がっている。冬季は外国人向けの温泉循環バス「湯巡りバス」がヒラフからアンヌプリ、昆布温泉、湯本温泉まで走らせているが夕方のみだ。

デマンドバスがニセコ町内だけではなく、蘭越町側の昆布温泉や湯本温泉、新見温泉などまで足を伸ばしてくれれば温泉利用客にとっても有難いし、スキー場までの送迎もできればニセコ町にってもメリットになるはずだ。デマンドバスには他町と連携し、「オールニセコ」の概念で運行していただきたいと思う。実証実験で終わらせては勿体ない。

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