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スキー100周年キャラ「レルヒさん」登場、スキー場再生のカギは私をスキーへ世代への訴求だ

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日本にスキーが導入されて今年でちょうど100年。最初にスキー技術を伝えたのが、旧オーストリア・ハンガリー帝国のレルヒ少佐で、新潟県上越市の金谷山スキー場が発祥の地という。1月12日が記念の日に当たり、各地のスキー場で記念イベントが行われた。

今回登場した記念キャラクター「レルヒさん」はテレビニュースで見た方も多いであろう。巨大でユルキャラというよりは、不気味キャラに違いが、なかなかよくできている。新潟県が中心となってキャンペーンを行っているが、スキー場の客足回復に結びつくであろうか。

スキー人口の減少は歯止めがかからない。1992-1993年の1860万人をピークに減少が始まり、現在では大よそ3分の1までに落ちている。特にバブル期に多くのスキー場が新設された長野や新潟県ではピークの4分の1程度である。表は新潟県湯沢町のスキー客の推移だが、2009年度は249,500人と統計がある1979年度262,450人をも下回っており、まだまだスキーが一部の人たちのものであった時代に逆戻りをしている。

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スキー客の回復へ向けては多くの施策がこの数年打たれている。しかしながら効果的な策はなく、現状では①「私をスキーへ連れてって」世代であるアラフォーからアラフィフのファミリー層②リタイアしたシニア層③修学旅行生④中国をはじめてした外国人スキー客をターゲットにした入り込みに力を注いでいる。

若者人口が減り、デフレ不況が進む中、スキー人口の回復は厳しいと思うが、バブル期にゲレンデを足を運んだ40-50才の呼び戻しをいかに行うかが重要ではないかと管理人は考える。

勿論、外国人スキーヤーは要顧客であるが、彼らは大きなゲレンデなど限られた場所に集中する。恩恵を受けられるのは一部のスキー場である。それに対し、40-50才世代(新人類世代)は消費ターゲットとしてはなかなか魅力的である。

彼らの特徴として、バブル期が学生か社会人として伸び盛りであったので、基本的に遊び好きの旅好きであり、中でもスキーは必須科目である。バブル期が20代~30代前半であったので、その後のリストラなどの影響が比較的少なく済んだため、経済的にも余裕がある家庭が多い。そしてゴージャス志向が残っている。いかに彼らにスキーの魅力をもう一度、訴求できるかがカギである。

最近、スキー場では子供向け施設の充実などホスピタリティの向上、リフト券の家族割引などを行っているが、まだまだ知られていない。スキーに行かなくなる理由のひとつに、道具やウエアーを持っていないということがある。スキー場のレンタル料金はかなり高額で、板と靴、ウエアを借りると5千円から1万円近くする。それにリフト料金を加えるとかなりと金額となるのだ。レンタル料金はスキー場によってかなりの差があり、3-4倍程度の開きはある。

もし、家族でレンタルスキーを借りるととんでもない金額となる。リフト料金も含めて、このあたりのシステムの改善を出来ないものか。たとえば、レンタルスキーにウエア、リフト券を付けて、5千円程度であれば家族4人で2万円以下であがる。

北海道スキーツアーが華やかであった頃、札幌市内のホテルにはレンタルコーナーがあったが最近では見かけなくなった。このレンタルスキーは大変儲かるビジネスと聞いたことがあるが借り手がいればの話である。

スキーは腰が重くなるとなかなか行かない。きっかけづくりが重要である。新人類世代がふたたびゲレンデの戻ってくれば、その子供たちにも波及する。管理人もその世代であるが、きっかけがあり、レンタル料金が安ければもっと頻繁にゲレンデに足を運ぶであろうし、新しい道具やウエアを購入するかもしれない。そうなればゲレンデに行く回数も更に増えるであろう。

苗場プリンスホテルが家族連れで賑わう日が来るであろうか。

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