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”大人の休日”で函館へ行けなくなる!!乗り放題パスが大幅に内容を変更

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JR東日本の50才以上の会員組織「大人の休日倶楽部」が発行する会員向けパスについては何度か紹介をした。あらためて説明すると、年2回(2009年までは年3回)、JR東日本全線と函館まで、またJR西日本の北陸エリアに三セク鉄道、民鉄などが3日間1万2千円で乗り放題となるものだ。ところが今年度から内容が大幅に変わり、12,000円では函館へ行けなくなったのだ。

まず、有効期間が3日間から4日間と5日間の2種類に変更された。料金は4日間で15,000円、5日間で23,000円。ここから先がポイントだが、4日間コースのフリーエリアはJR東日本全線+金沢・福井、5日間コースはJR東日本+JR北海道の全線がフリーエリアで、4日間コースの場合、青森までしか行けなくなった。その代わり5日間コースではJR北海道全線フリーとなったが料金は23,000円である。

また、実施期間も変更があり、9/1-9/13、1/12-1/24となった。これまでの6~7月にかけての実施分は、「新青森開業記念スペシャル」として、6/23-7/5の間、JR東日本全線が4日間13,000円で乗り放題となるが、函館まで行くことはできない。

つまり「大人の休日倶楽部パス」で北海道(函館)へ行けるのは、23,000円の5日間コースだけということになる。勿論、青森から乗車券と特急券を追加して買えば函館へ行けるが、わざわざ片道5,340円、往復1万円も払えば格安フリーきっぷの意味がなくなる。また、「はやぶさ」を利用する場合は別途特急券を購入しなくてはならず、5日間コースは「北斗星」などの寝台列車が利用できないため、面白みに欠けるかもしれない(「あけぼの」のB寝台のみ利用可能)。

函館では”大人の休日特需”が発生し、大変な賑わいを見せたことは昨年7月今年1月の拙ブログで紹介をした。観光オフ期である梅雨と正月明けの閑散期に多くの観光客が訪れるので、観光業者にとっては、救世主となっていた。

この変更を聞いて、函館の宿泊施設や観光関連の方はがっかりしているであろう。大盛況であった6-7月が青森までとなり、変わりに9月が登場したが、もともと観光シーズンなので意味がない。何といっても12,000円だから函館まで来たのであって23,000円なら航空機のパックと変わらない料金である。今年は”大人の休日特需”が期待できなくなった。

このシステムの変更、値上げといったよいであろう。JR東は週末や3連休に使える「ウイークエンドパス」や「スリーデーパス」を内容変更し、事実上の値上げを実施している。北海道方面で云うと、「ぐるり北海道フリーきっぷ」と「青森函館フリーきっぷ」が昨年度廃止されている。どちらも使い勝手がよかったので残念である。

千円高速道路で損している分を東北新幹線&「はやぶさ」で取り戻したいのは仕方ないが、お得なきっぷがお得でなくってしまっている。制約が少なかった「ワイド周遊券」が懐かしい。

【参考】「大人の休日倶楽部パス」新制度に関する公式HPはこちら

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