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札幌駅前通地下道が完成して一ヶ月、日本一長い繁華街通路を目指してみてはどうか

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 札幌駅前通地下道(札幌駅前地下歩行空間)が開通してから一ヶ月が経過した。北は「JR札幌駅」から、南は「ススキノ」まで、地下の歩行空間で結ばれたことで、札幌の中心街の大半は地下で往来できるようになった。

管理人も札幌滞在中に何度か歩いてみた。どれくらいの時間短縮になったのか計ってみたが、札幌駅西口改札口から大通まではちょうど15分。開通前の所要時間はわからないが、信号待ちがない分、3~5分は短縮されていると思う。

いちばん驚いたのは人の多さである。札幌でこんなに人が集まるのか!と驚くぐらいの通行人の数であり、特に週末は都内でもこれほどの人はみないだろうという人の流れであった。多くがもの珍しさであるが、お祭り気分が続いており、震災の影響は照明を若干落としている以外は感じなかった。

実際、開通前の予測(日銀札幌支店)では、1日に最大5万4千人が利用すると推計していたが、3/12の開通日には11万2千人、管理人は初めて歩いた28日は8万7千人と、予測を大幅に上回っている。一方の地下鉄南北線は札幌駅で10%超の減少、大通駅で数%減っているという。

この通路の特徴は道幅が広いことである。ちょうどオーロラ&ポーラタウンから店舗を外したぐらいの広さがあり、歩道の両サイドにはイベント用の出店やベンチが並んでいた。震災もあり、あまり報じられてないが、週末には各種イベントが行われている。地下街版大通公園の機能も果たしており、いかにも北海道らしいものになっている。

天井が低いのでやや圧迫感はあるが、想像以上に立派なものであった。この通路開通のいちばんの恩恵は大通側の商圏であろう。JRタワー開業後、人の流れがすっかり札幌駅に持って行かれたが、大通と繋がったことで、ふたたび客足が戻ってきている。

もともとJRタワーや大丸には、ここでしか買えないようなテナントは入っておらず、都内の百貨店やファッションビルで買えるものばかりだ。もの珍しさと付加価値で人の流れが変わったが、その間、大通周辺の百貨店やテナントビルは、札幌駅周辺には無い品揃えや若者向けのブランドを投入し、レベルアップしている。そういった意味では、新しい地下通路によって、両地域の交流、相乗効果が期待できそうだ。

ここまで地下道を通したのだから、もう少し南へ延ばしてみてはどうであろうか。ススキノ~中島公園駅周辺まで延伸すれば、繁華街&歓楽街への利便性が高まる。長期低迷が続くススキノであるが、ここでも人の流れが変わるかもしれない。

そうなると地下鉄の存在意義が問われそうだが、札幌駅北口合同庁舎付近からススキノまで地下道が完成しているのだから、日本一の地下歩道を目指してみてはどうか。ススキノ地下道は屋台や新橋駅前ビル地下にあるような路面スナックなどが登場しても面白いかもしれない。

ittai

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