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道東5空港が観光ポータルサイトを開設 地域や航空会社間の利害関係を捨てて一つに

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とかち帯広空港など道東5空港は、共同サイト「ひがし北海道5空港ネット」を開設した。各地のドライブコースやイベント情報を掲載、地域間連携で空港利用や観光地の誘客につなげる。帯広空港のほか、たんちょう釧路空港、根室中標津空港、女満別空港、オホーツク紋別空港。各空港ビル会社が連携した初の取り組みで、昨年秋から準備を進め、1日に開設した。(4/19付 十勝毎日新聞

多様な魅力がある道東地方で、旅行者が好みに合わせて旅の計画を立てられるよう内容を工夫した。各空港周辺のレストラン、四季の撮影スポット、ドライブコース(28日以降)などを掲載。今後、合同のキャンペーンを企画、サイトの外国語表示なども検討する。

これまで道東の各空港ではそれぞれが独自の集客プロモーションを行っていた(釧路空港での事例はこちら)。地元利用客、観光客向けにインセンティブなど実施していたが、パックツアー観光客の場合、周遊型が多く、往復の利用空港が異なる場合が多い。

また、片道どちらかは千歳など道東以外の空港を利用するケースも多く、道外からのパックツアーは「道東一周」と謳っておきながら、実際の利用空港は往復千歳というものも目立つ。道東の各空港間で利用者の囲い込みをし、逃がさないという意味に於いても各空港の連携は必須であったはずだ。

しかしながら、これまで各自バラバラな活動をしていた印象だ。その背景には、利用客減少により他の空港に客を渡したくない地元の思惑、また、釧路や女満別のような2社が就航するダブル・トラック路線は別だが、単独運航の中標津や紋別、先日までエア・ドゥが参入するまで1社体制であった帯広などは航空会社の思惑も大きく左右していた。

ところが、利用者の減少により、そんなことは言っていられなくなった。紋別は廃港の危機、中標津も路線が大幅に削られた。釧路や女満別でさえも、機材の小型化により、減少が進んでいる。

今後、各空港間を結ぶ定期観光バスや温泉地を結ぶ連絡バスの運航、空港間レンタカー乗捨て料の無料化、飲食店やホテルでのサービスなど道東空港利用者限定のサービスを実施し、インセンティブを強化すべきである。

以前、北海道運輸局が道内路線便の周遊券をつくったらどうかということで、実験レベルまでは行ったが実現には達しなかった。航空会社の枠を超え、道外から異なった道東各地の空港が利用ができ、さらに道内ローカル便も利用できるような旅行商品の登場にも期待したい。

逆に、それぐらいのことを実施しないと今の北海道では集客が難しい。行きがANAで帰りがJAL,さらにHACや道内ANAが利用できるダイナミック・パッケージをつくることは、JTBなどの旅行会社系では可能なはずだ。フレキシブルな対応や現地での連泊や囲い込みにとって有利なはずである。

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