新幹線の新青森延伸関連のニュース 使い勝手がよかった「青森函館フリーきっぷ」が廃止に

新幹線の新青森延伸関連のニュース 使い勝手がよかった「青森函館フリーきっぷ」が廃止に

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12月4日に東北新幹線が新青森まで延伸するが、それに関連するニュースを2題紹介する。

①「青森函館フリーきっぷ」が廃止、「北東北函館フリー乗車券」に

新幹線延伸に伴ない青森函館フリーきっぷが廃止される。都区内発で29,100円、7日間有効で東北新幹線の他にもブルトレ「あけぼの」のB寝台個室も利用でき、函館・森まで特急指定席の利用できた。このきっぷの魅力については拙ブログでも何度か紹介したが、12月3日利用をもって廃止される。 「ぐるり北海道フリーきっぷ」も3月で廃止されており、使い勝手がよいフリーきっぷがどんどんと消えてゆくのは残念なことである。

新たに登場する「北東北函館フリー乗車券」は18,000円。「秋田大館フリーきっぷ」のエリアと統合して北東北に拡大した。料金には新幹線特急料金など含まれておらず普通運賃のみ。東京から新青森までの特急料金は片道6,500円なので、新しいフリーきっぷだど青森往復だけで31,000円になる計算だ。さらに函館まで行けば約35,000円。有効期間も2日削られ、実質、かなりの値上げである。

本来、新幹線延伸に伴ない送客数を増やすため、料金は据え置くのが筋でないであろうか。函館開業を踏まえ、鉄路で北海道まで行く客を増やすためにも値頃感がある商品を打ち出すべきである。JRの予約状況がわかる「サイバーステーション」を見ても、4日の開業日から○印の空席だらけである。季節的な問題もあるかもしれないがちょっと驚いた。

それにしても最近のJR東日本のフリーきっぷは、「ウイークエンドパス」や「スリーデーパス」帰省用の「ふるさと行きの乗車券」に代表されるように、普通運賃のみで特急券は別途購入のスタイルが増えている。一見、安そうだが実はそうではない。割安高速道路や高速バス対策への苦心が見えてくる。

②津軽海峡フェリーの新幹線アクセス

津軽海峡フェリーは12月4日の新青森駅開業に伴せて、新たにフェリーターミナルまでシャトルバスを運行する。新幹線効果がフェリーまで波及するであろうか。

■「あおもりシャトルdeルートバス ねぶたん号」 大人200円/小学生100円
①青森駅(ワ・ラッセ前)発 → ②(新幹線) 新青森駅東口発 → ③津軽海峡フェリーターミナル着 → ④青森港フェリーターミナル着
①06:24 → ②06:42 → ③06:52 → ④06:55
①08:26 → ②08:44 → ③08:54 → ④08:57
①12:25 → ②12:43 → ③12:53 → ④12:56
①15:49 → ②16:07 → ③16:17 → ④16:20

④青森港フェリーターミナル発 → ③津軽海峡フェリーターミナル発 → ②(新幹線) 新青森駅東口着 → ①JR青森駅(ワ・ラッセ前)着
④07:12 → ③07:15 → ②07:25 → ①07:44
④11:58 → ③12:01 → ②12:11 → ①12:30
④16:35 → ③16:38 → ②16:48 → ①17:07
④18:35 → ③18:38 → ②18:48 → ①19:07

また、津軽海峡フェリーでは「はこだてクリスマス・ファンタジー」に併せて、函館港から会場のあるラビスタ函館までのシャトルバスを期間中特別ダイヤで運転する。

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