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道東道が阿寒まで延伸、JR最後のドル箱ルートの終焉か

2016年03月14日掲 載

道東道の阿寒インターチェンジ(IC、釧路市阿寒町)―白糠IC(白糠町)間が12日開通する。阿寒ICは釧路市内初の高速道路の出入り口。札幌など道央圏が近くなることから、釧路市は観光客の増加へつなげようと、滞在拠点など受け皿作りを急ぐ。道路網の整備が進むことで釧路港の整備と合わせ、釧路の陸海の拠点性が高まるとの期待も大きい。(3/12付日経

これまで札幌-釧路間はJRが優位であったが、今回の延伸によってJRの位置が危うくなった。この区間の都市間バスはかつて6時間半以上かかっており、本数も少なく、「スターライト釧路号」の名前が示す通り夜行便が中心、JRとバスと熾烈な競争を繰り広げる北海道内では数少ないJRドル箱ルートであった。その後、根室線の線路改良により、振り子式の「Sおおぞら」が登場、札幌-釧路間の3時間台が実現し、JRと都市間バスとでは3時間近い開きが出来るようになり、JRの優位性は更に高まったかのようにみえた。

しかしながら道東道が少しずつ東へ延長、帯広に近づく頃には、新たに北海道バスが運営する『釧路特急ニュースター号』が運行を開始、JRと都市間高速バスの競争が激化しだした。さらに一連のJRのトラブルにによって札幌-釧路間の所要時間が長くなり、遂に両者の差は僅か40分程度となってしまった。

管理人はこれまではほぼ100%JR利用派であったが、183系時代のおおぞらと大して変わらない時間になってからは乗る機会も減ってしまった。4時間超えということもが、長旅の楽しみでったJR北が誇るグリーンアテンダントによるサービスも”集中と選択”の一環やらで廃止。これでは敢えてJRを選択する意味もなくなってしまった。
時間を優先するのであれば航空機があり、それ以前の問題として、あれほど楽しみであった札幌-釧路間の移動が苦痛になっており、最近は道東と札幌圏は分けて行くようになってきた。こういう客が増えることは北海道観光にとっても痛手のはずである。

JRが本気で高速道路(都市間高速バス)に対抗する気があるなら、札幌-釧路間を3時間台で結ぶ高速ダイヤに戻すべきであろう。現状ではそれも難しそうであり、思い切った割引切符の投入も期待薄であろう。既に新幹線と札幌圏の輸送以外は匙を投げたように思える。

管理人が思うにJRに残された優位性は、「冬こそJR」ではないが、冬期間の定時運行と車内の快適性ではないかと思う。時間短縮が無理であればG車サービスの復活や座席のグレードアップなど車内サービスしかないはず。たとえば4時間以上の車内、食堂車の復活は無理でもデッキに売店を兼ねた飲食カウンターぐらいあってもいいのではないか。欧州では当たり前のサービスであるが、今、JRが優位・差別化できるのは、こういったホスピタリティ・サービスにあるはず。

JR北はリゾート列車の先駆けでもあり、新幹線が開業をする今こそ、道内各地に新幹線利用の旅行客を誘客する意味でも、効率・合理化では逆の発想をすることが未来につながるはずである。G車アテンダントの復活やデッキに飲食カウンターを作ることなど大したコストではないと思うが。