帝国ホテル30泊36万円が大人気の一流ホテル長期滞在プラン、シティホテルの起死回生なるか

あの帝国ホテルが30泊36万円の「サービスアパートメントプラン」を打ち出したところあっという間に満室となった。 料金もさることながら特典をいくつか挙げると①専属サービスアテンダント②駐車場無料③フィットネスセンター・プールサウナ無料④朝食用のパンサービス⑤本館1階(ランデブーラウンジ)でのコーヒー紅 […]

旧品川ホテルパシフィック、現「シナガワグーズ」が3月末で閉鎖解体へ

このブログでは旧品川のホテルパシフィック現在の「シナガワグーズ」に関する記事を何度か書いた。ちょうどパシフィックからグーズに変わる2009-2010年頃にかけての話題が殆どだが、そのグーズも2021年3月末をもって閉鎖され建物も解体されることになった。 現在の「シナガワグース」の前身は京急系のシティ […]

コロナは日本人客を国内に呼び戻し国内観光を変える千載一遇のチャンスになるか

 14日付の京都新聞で「観光政策変わる?自民総裁選」という記事があった。選挙の方は大方の予想通り、菅義偉氏が選ばれたが、観光政策も安倍内閣の方針を引き継ぐと発言している。当然ながら菅氏はインバウンド推進派であり、昨年12月、全国に訪日客向けの国際級ホテルを50ヵ所新設したいなどと発言している。IR誘 […]

神奈川県はやめろありき?鎌倉・江の島など神奈川県内海水浴場はほぼ全滅

神奈川県鎌倉市、逗子市、葉山町の2市1町は1日、2020年度の海水浴場の開設を断念すると発表した。海水浴客の混雑や密集など、新型コロナウイルスの感染防止対策との両立は難しいと判断した。(6/1日本経済引用) 今年の夏は県内の海水浴場の大半がオープンできないことになってしまいそうだ。神奈川県から開設に […]

鴎外に太宰・コロナ禍で文化財クラスの名旅館の廃業が続く

文豪・森鴎外(おうがい)(一八六二〜一九二二年)ゆかりの東京・上野の老舗旅館「水月ホテル鴎外荘」(台東区)は三十一日、営業最終日を迎えた。(5/31東京新聞引用) 5月31日をもって上野の名旅館が看板を下ろした。5/29のブログ「相次ぐ地元を代表するホテルの廃業は地域文化の危機」では地場経営の都市型 […]

青森国際ホテルが経営破綻、相次ぐ地元を代表するホテルの廃業は地域文化の危機

青森市で青森国際ホテルを運営する国際ホテルが青森地裁に自己破産を申請し、受理されたことが26日、分かった。帝国データバンク青森支店によると、負債額は約16億円。新型コロナウイルス感染拡大に伴う休業が、資金繰り悪化に拍車を掛けた。(5/27河北新報引用) コロナの影響により、ホテル旅館の経営破綻や廃業 […]

ポスト・インバウンド「アフターコロナ以降の国内観光を予測」

新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とした渡航自粛により、訪日客がほぼ“蒸発”した実態が明らかになった。減少は一時的ではなく、「数年に及ぶ」(日本商工会議所の三村明夫会頭)と懸念される。全国の観光事業者は、訪日客頼みから脱却した新たな道を模索し始めている。(5/20産経引用) まだまだコロナ禍の真 […]

リモートワークの推進が観光業を支援することになる

ニュージーランドのアーダーン首相はこのほど、新型コロナウイルスで打撃を受けた国内観光を再興させる手段として、週4日勤務制の提案を打ち出した。 (‘20.5.22CNN) 若干39歳、コロナ禍対策が世界的にも評価されているNZのアーダーン首相。リモートワークの拡充と労働時間のフレキシブル化 […]

インバウンド隆盛の本当の理由はクールジャパンではなく「格安天国」が原因の可能性

海外旅行好きならおわかりのように、欧米でもオーストラリアでも、ランチで2000円前後はごく普通。1000円以下、場合によってはワンコインでランチが食べられる日本のほうが特殊であり、外食における金銭感覚が我々とは違うのだ。(6/2Newsポストセブン) 訪日外国人が増えたのは、日本が「格安天国」だから […]

はとバスに男性バスガイド登場、ガイドさんの歴史を探る

亀の井バス「少女車掌」(大分県HPより)右昭和9年東京ユーラン乗合広告 はとバスに男性ガイドが今年から登場するという(ハフポスト記事はこちら)。飛行機のCAやパーサーなどは昔から居り、今回、はとバスとしてはジェンダー問題を意識してということもあるであろうが、これまでいなかったのがむしろ不思議であった […]

北陸新幹線と北海道新幹線、その明暗と課題

北陸新幹線の金沢開業から14日で丸4年を迎える。開業4年目の利用者数は初めて前年を上回る見通しで、観光・ビジネス両面で地域経済への恩恵が広がる。金沢ではホテルの新設ラッシュが続き、企業の拠点集積も進んでオフィス需要が増加。富山は本社機能の移転・拡張が活発だ。4年後の敦賀(福井県)延伸を控え、新幹線効 […]

観光地のファーストフード化「食べながら観光」を考える

観光地で売られている一口サイズのご当地グルメやソフトクリーム。食べながら散策することを楽しみにしている観光客も少なくないが、京都や浅草など名だたる観光地で問題になり、禁じる動きも出ている。神奈川県鎌倉市では、この件を盛り込んだ条例も審議中だ。何がそんなに問題なのか。(朝日新聞ニュースQ3から) 食べ […]

インバウンドの弊害?日本人の京都離れは国内旅行の危機 

京都市内の主要ホテルに宿泊した日本人の実人数が、2018年12月まで21ヶ月連続で前年実績を下回ったことが分かった。ホテル関係者の間では、訪日客の増加で市内の観光地が混雑するようになったのが大きな要因だという見方が多いようで、日本人の“京都離れ”への懸念が高まっている。(3/4HOTELERより) […]

JR北海道の全列車と九州新幹線で廃止、風前の灯となった車内販売

毎年のJR各社のダイヤ改正とともに縮小が進んでいる車内販売だが、JR北海道が2月28日に最後まで残っていた「S北斗」の3往復列車での販売を中止、また九州新幹線でも3月15日にいっきにすべての列車からの販売中止が発表された。 これでJR北海道の特急列車から車内販売(以下車販)がある列車がなくなることと […]

星野リゾートの新たな「おもてなし」?ホテルスタッフが地元スナックへ案内するサービスを有料で開始

都市型ホテルへの展開を始めている星野リゾートが、ホテルの自社スタッフによる観光案内サービスを導入すると発表した。星野の都市型ホテルのブランドはOMOという変わった名称であるが、「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル」をコンセプトにしている。その中でスナックや居酒屋まで直接案 […]

JR北海道・花咲線に観光列車・世界から集客可能な「自然体験鉄道路線」になる可能性

4月13日、JR北海道から花咲線(根室本線の釧路-根室間の愛称)の「定期列車を観光列車にする取り組み」が発表された。6月1日から運転が開始されるが、同線に定期的な観光列車が運行されるのは初めてのことである。簡単にその内容について説明したい。 JR北海道・花咲線の観光列車のポイント 見どころを「ゆっく […]

行政と観光協会の関係とは「徳島阿波おどり騒動と鎌倉花火大会の事例」

徳島市からの借入金が返済できなくなったとして、市側から観光協会の破産手続きを申し立てられ、開催が危ぶまれていた阿波おどりであるが、今年夏の開催から、市と経済団体などで新たに立ち上げる実行委員会が主催する形で祭りの開催を目指す方針を決めたという。 本来であれば行政(徳島市)と観光協会は、一蓮托生の関係 […]

いつまで飛ぶか葛西紀明

平昌が終わってからまもなく1週間だが、本筋から外れて久しぶりにスキージャンプの話題を。葛西紀明、45歳の平昌は惨敗であったが、日本ジャンプ陣そのものが世界の流れから外れてしまった格好なのでやり直しであり、葛西には非はなく、精一杯だったと思う。メダリストに囲まれた解団式の時の受け答えは見ていてつらいも […]

ニセコの昆布温泉郷の名湯宿「鯉川温泉が宿泊営業を休業」

大変残念なニュースが入ってきた。ニセコ(蘭越町)昆布温泉にある鯉川温泉が3/1から日帰り入浴を中止し、休業することとなった。ニセコの名湯であり、120年近く続く、道内でも老舗中の老舗の温泉旅館であった。建物は質素であったが、清掃が行き届いた清潔な館内、ひとり旅でも部屋食、そして食事も温かいものがすぐ […]

「ナッチャンWorld」が道内一周クルーズで復活

2008年に青森-函館間を最短1時間45分で結ぶ高速フェリーとして就航した「ナッチャンWorld」、姉妹船の「ナッチャンRera」と共に青函連絡の新たなルートとして期待されたが、その後の燃料高騰や予想を下回る利用者数、また東日本フェリー(現津軽海峡フェリー)の親会社となったリベラのリストラ策もあって […]

「私をスキーに連れてって」をもう一度JR SKIキャンペーン

  今年は雪が早く、前倒しでオープンしているゲレンデもかなりあるようで、いよいよスキーシーズンが始まったという感じである。 20数年前の今頃であればスキー用品やスキーツアーのCMが流れはじめ、駅はスキー場のポスターでいっぱいになっていた。JR各社もシュプール号をはじめとしたスキー列車やスキ […]

外資系ホテルの温泉地進出・旅館が守るべきものとは

これまで国内で外資系ホテルと云えば大都市部かビーチリゾートあたりが中心であったが、最近はスキーリゾートなどにも進出しており、風景も様変わりしてきていた。 今回、箱根の強羅温泉に進出するのは「ホテルインディゴ箱根強羅」インターコンチネンタルホテルズグループの一員で、現在世界に80軒を展開しているという […]

大手コンビニがパクる「コンビニだけではない3つの顔をもつセイコーマート」

この日経BP記事のタイトルにある「コンビニ業界「北の異端児」吠える」という呼び方はセンセーショナルかもしれないが、コンビニ界のオンリーワンであることは間違いないであろう。セイコーマート(以下セコマ)がこれまで導入した数々の施策は大手コンビニモデルの常識を打ち破るものであるが、その後、3大コンビニが採 […]

上越新幹線と越後湯沢「リゾートマンションの再生を考える」

1月15日で上越新幹線が開業をしていから丸35年を迎えた。この日経記事(11/16付コラム)には沿線の明暗が紹介されているが、越後湯沢駅周辺に林立するリゾートマンションについて話してみたい。 開通をした1982年(昭和57年)は、6月に東北新幹線が先行開業(当時は大宮駅が暫定発着駅)、それから少し遅 […]

ドライブイン時代の終焉

北海道新聞によれば道内ドライブイン大手、オホーツク観光が運営していたドライブイン5店(上富良野町「想い出のふらの」、千歳市「千歳道産市場」、北見市「オホーツク観光物産本店」、網走市「網走海鮮市場」、斜里町「知床さいはて市場」)が、11月末で閉鎖すると伝えている。同社は2015年にファンドに売却、店舗 […]

新聞発行部数が減少する中「売れている地方紙新聞の条件」

*参考資料 地方紙・ブロック紙のなかにも、部数の下がっていない新聞と大きく下げている新聞がある。たとえば北海道新聞は123万部から103万部、広島県の中国新聞は73万部から55万部と大きく下げている。新潟日報は49万部から44万部へと減っている。(Business Journal) 全国紙の部数減は […]

三度目の変身を遂げたスカイマークだがこれからが正念場

今月に入ってスカイマークエアラインがホームページをリニューアルした。これまでのものはシンプルで、機能は最低限に特化、合理化に徹していた旧経営陣の同社らしいサイトであったが、10年近くはリニューアルをされておらず、古さは否定できなかった。 新サイトはシンプルさは維持しながら、見やすくなって、利用者視線 […]

御礼!北杜の窓web版のスタートから13年が経過

2004年のちょうど今頃にブログを中心にした「北杜の窓」を開設してから丸13年が経過した。 その頃の私は道内でまちづくり関係の仕事を始めたばかり、それまでの15年以上は北海道ファンとして80回以上、旅行者で訪れていたが、2002年に会社を辞めて独立、PRとマーケティングを中心にした個人企業を立ち上げ […]

新世代型カプセルホテルが宿泊の常識を変えるか

カプセルホテルのようで、カプセルホテルでない。そんな宿泊施設が全国で増えているのをご存じだろうか。その名は「ファーストキャビン」。全店の平均稼働率が90%を超えているホテルは、どのような特徴があるのか。(11/1付 IT media) このところのホテル不足によって大都市部では建設ラッシュが続いてい […]

北海道ブランドと老舗があるべき姿とは

函館市の老舗レストラン、五島軒が本州に初進出する。共同で店舗展開している伸和ホールディングス(札幌市)が7日、JR大宮駅直結の大型商業施設「ルミネ大宮」(さいたま市)に「洋食バル函館五島軒」を出店する。同社は札幌市内に五島軒の洋食バルを3店展開しており、ルミネ大宮店を皮切りに首都圏で多店舗化していく […]

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