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☆ホテルミシュラン 小樽編★

道内各都市のホテルミシュランをお届けしていますが、今回は小樽市のホテルを紹介いたします。
紹介するホテルの基準は、日本ホテル協会に加盟か大手旅行代理店のシティホテル商品扱いを受けている施設などを対象に行います。また評価は客室・飲食・ホスピタリティ・ビジネス(ビジネスでの使い勝手度)の4部門としました。
■概要
北海道を代表する観光地として賑わいをみせている小樽市ですが、観光地としての歴史はまだ新しく1980年代に入ってからです。小樽運河の再開発と保存運動が契機となり、結果的に運河を部分保存したことが小樽を観光都市へ導きました。
小樽のホテルはビジネスホテルを除くと比較的新しい施設が多く、”老舗”といえるような所はありませんが、個性的なホテルが数多くみられます。(ホテル協会加盟であった北海ホテルと小樽国際ホテルは既に閉鎖)また、小樽は札幌に近いことなどから通過型の観光地であり、宿泊施設が少ない場所でしたが、最近は滞在型を目指した新しいコンセプトのホテルが目立っています。
小樽のホテルは観光の中心である小樽駅から運河にかけて多く集まっていますが、かなり広範囲に分散しており、目的によって選択できるでしょう。
◆小樽駅からレトロな商店街「都通り」のアーケードを抜けたところにオーセントホテル小樽があります。船をイメージした外観はいかにも小樽らしいですが、それもそのはずで新日本海フェリーが経営をしているホテルです。商店街にあるので外からはわかりにくいですがなかなかレベルが高いホテルです。客室はシングルルームでもダブル使用で、18㎡を確保しており2人部屋に重点が置かれがちの小樽のホテルの中では貴重です。
飲食も充実しており、最上階のメインレストランやラウンジから眺める港の景色は素晴らしく朝食でも夜のバータイムでもほっと一息つかせてくれることでしょう。また、大浴場とミストサウナを完備しており、小樽では数少ないホテルになっています。
★ここがオススメ 全体的に使い勝手がいいホテルです 
★ここがイマイチ シングルの客室が少ないので予約は早めに
客室☆☆☆☆ 飲食☆☆☆☆  ホスピタリティ☆☆☆☆ ビジネス☆☆☆★
◆オーセントホテルからサンモール商店街(アーケード)を抜け、寿司屋通り方面へ向うと小樽グランドホテルがあります。駅から歩くと10分以上かかりますが、繁華街といっていい場所に立地しています。
シングルルームはシティホテルとしてはやや小さく、朝食を含め全体的には機能性重視の印象があります。地域のコンベンションなども多いホテルなので信頼性はあるかと思いますがやや個性にかけるかもしれません。なお、同じ経営で運河近くに歴史的建造物をホテルに改造した小樽グランドホテルクラシックがあります。
★ここがオススメ
ビジネスに観光、どちらでもOK
★ここがイマイチ
宿泊に関してはビジネスの域に近いかも
客室☆☆☆ 飲食☆☆☆ ホスピタリティ☆☆☆★ ビジネス☆☆☆★
◆小樽駅前を下り運河に面した角にあるのがホテルノルド小樽です。運河沿いにあるホテルの中ではもっとも大きく、シックな外観です。経営は日本旅行系で親会社の社風同様、なかなか堅実なホテルといってよいでしょう。客室は2人部屋以上が中心でビジネス向きではありません。ツインルームの多くがバス・トイレ・洗面台を別々にしており、ゆとりのある造りです。客室からの展望もよく、運河沿いのホテルの中ではいちばんロケーションに恵まれていると思われます。飲食は洋食が中心であり、シティリゾート志向が強いホテルといってよいでしょう。
★ここがオススメ
運河界隈のホテルの中ではグレードが高いです
★ここがイマイチ
ややヨーロッパのホテルを意識し過ぎているかも
客室☆☆☆☆ 飲食☆☆☆★ ホスピタリティ☆☆☆☆ ビジネス☆☆
運河沿いには、このほか運河の宿・小樽ふる川ホテルソニアなどがあります。小樽ふる川は以前、カナルJBインというホテルで、運河沿いでは先駆け的なホテルでしたが、定山渓で温泉旅館を経営するふる川に代わりました。施設を和風、レトロ調に改造し、客室に運河を一望できる露天風呂など
を設け、ホテルコーナーで紹介をするには憚るような徹底的な差別化をはかっています。
ホテルソニアはヨーロッパの小ホテルをを彷彿させるような建物が運河沿いに並んでいます。本館、新館のつくりがそっくりで見分けがつきません。
このはか旧・拓銀小樽支店の歴史的建造物を利用しているホテル1-2-3小樽があります。以前、ここはハイグレードな小樽ホテルとして使用されておりその後、サンプトベルグ美術館になりましたが、今はリーズナブルな宿泊特化型ホテルになっています。
◆小樽から札幌方面へ二つめの駅、小樽築港駅にあるウイングベイ小樽に隣接する形で市内最大の規模を誇るホテルヒルトン小樽があります。駅からは外に出ることなく専用通路を使い、直接入ることができるので便利です。以前はマイカル小樽として鳴り物入りのデビューを果たした複合型商業施設の一角にあり、テナントやアミューズメント施設はオープン当初とかなり変りましたが、ホテル自体はほとんど変っていません。
客室は標準的なシティリゾートといったところでですが、シングルルームはダブルルームという使い方になります。飲食はテラスレストラン(カジュアル)、メインレストラン、和食からなっており、朝食をいただくテラスレストランはマリーナに面したオーシャンビューになっています。やはりここも観光ニーズの方が高いといえるでしょう。
★ここがオススメ
世界のヒルトンなので安心です
★ここがイマイチ
立地条件に関しては賛否があるでしょうか
客室☆☆☆☆ 飲食☆☆☆★ ホスピタリティ☆☆☆★ ビジネス☆☆☆
◆鰊御殿がある高島の岬にあるのがホテルノイシュロス小樽です。以前はホテル天望閣という旅館でしたが、2年前よりリゾート型ホテルに変りました。館内を大改装し、全客室にはオーシャンビューの展望風呂を設備しています。また、展望大浴場は余市の海水を利用したタラソ風呂があります。
ホテルのウリは創作のフレンチで、地場の食材にこだわったかなりユニークな料理が登場します。岬の突端にあり、石狩湾から積丹方面まで展望できる景色は素晴らしいものがあります。
■小樽にはこのほかシティホテルではありませんが、鰊御殿を移築した超高級な温泉料亭旅館・銀鱗荘、張碓には道内のレストランホテルの先がけとなったオーベルージュ・セラ・セゾン、奥座敷の朝里川温泉には道内最初のデザイナーズ系旅館の小樽旅亭蔵群など個性的な宿があります。

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