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JALが完全統合、どの業界でもある三番手の悲哀

10/1をもってJALインターナショナルとJALジャパンの統合が完了した。旧・日本航空系と旧・日本エアシステム系がによる1社2体制が合併後も続いており、乗務員や機材、規約など前会社のものを継続し、2社のクルーが同一便に搭乗することはなかったが、今後、各規約など日本航空のものに統一され、同乗することになる。この1社2体制の弊害については以前のブログで何度か触れたことがあるがこれで改善されるであろうか。
また、これをもって辛うじて生きながらえてきた”JASスタイル”が完全消滅する。管理人は道内便が充実しているJASを長く利用していたが、JALは官僚的な雰囲気が苦手で殆んど乗ったことがなかった。
この2社、社風が全く異なる。JASは融通が利き家庭的、航空会社としてはかなりアバウトな印象があった。そのあたりに魅力をかんじたが、今回の「吸収合併」により、それも消えてしまう。残念である。
それにしても業界3番手は何で苦労するのであろう。だいたいどの業界でも上位2社は熾烈にしのぎを削るが、3番手は大きく差を開けられていい思いをしていない。携帯電話のボーダフォン(ソフトバンク)、製紙業界、鉄鋼業界、金融など3番手はM&Aなどの魔手に呑み込まれやすい。
東京-札幌線を例に取るとJASが無くなり、エアDOがANA傘下となり、「高値安定」が続いていたが、スカイマークが参入。突然、運賃が大幅に安くなった。3番手がいなければこうはならない。
スカイマークには期待したいところだが、迷走しており、したたかでドラステイックな風土なのでどこまで継続できるであろうか。
コンシューマの立場、パブリックな視点から見れば手強い三番手が居た方が選択肢が増えて健全、利便性も高まり、手強い気がする。半端な3番手の存在は競争力や収益率を下げ、全体がパワーダウンをするというが、それはそちら側の都合である。政治にしても2大○○時代はどうも息苦しく、不便さをかんじる。

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