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道内限定宿泊予約サイトが増えてきた 巨大サイトとの違いをどこまで打ち出すことができるか

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左上から右へ「ぐうたび」「旅の予約」 左下から「たいした北海道」「はこなび」

最近、北海道限定の宿泊予約サイトが増えている。そのなかで、北海道観光振興機構が運営する新たな宿泊予約サイトとして「旅の予約」が登場した。これまでデータベース型の『お宿サーチ』があったが、新たに宿泊プランの検索・比較ができるSaas型サイト「旅くら」のシステムを導入し、直接予約ページに入ることができるようになった。

「旅の予約」のサイト自体はシンプルなつくりだが、15の宿泊予約サイトを横断型で閲覧することができるので非常に便利だ。たとえば、12/1宿泊で「JRタワーホテル日航札幌」を検索してみると1名1泊で朝食付きで1万円からのプランがJTBや近ツリに出ている。楽天やじゃらんなどのネットエージェントではありえない金額であり、店舗系旅行会社の強みを発揮している。

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各予約サイトのホテル毎のプラン数が多過ぎて、閲覧するのが面倒だが、「旅の予約」は利便性 が高いサイトと云えよう。このサイトのビジネスモデルだが、アフェリエートであると想像する。

北海道限定の宿泊予約サイトとしては、「ぐうたび」、「たいした北海道」、「はこなびホテル予約」などがある。「ぐうたび」は北海道じゃらんのスタッフが独立して立ち上げたサイトだが、宿泊予約エンジンなどはリクルートのものを利用しているのではないか。口コミなどは自前のものであるが独自性を発揮するのがカギと思う。

たいした北海道」は道民限定を謳い文句にしており、最近、ホテルラッソグループなどで急成長を遂げている沖縄出身の北海道ツアーランド(北海道バム)が運営をしている(このサイトに関する拙ブログ記事はこちら)。また、「はこなび予約」は道南エリアに限定した予約を地域情報ポータルサイト「はこなび」が行っている。

各宿泊予約サイトはそれぞれ個性は異なるが、非常に難しい舵取りを強いられていると思う。「楽天」、「じゃらん」というガリバーに対して差異化を明らかにできるか。宿泊予約サイトは市場が寡占化されており、JTBでさえも後塵を拝している(るるる.comなど)難しい市場である。

地域限定の強みをいかに打ち出すか?マンモス・エージェントにはないプラスアルファが地域限定宿泊予約サイトに求められていると思う。その付加価値を探し当てるのは難しいが、価格ではない、地域の強みを活かせる何かのはずである。地元の宿と共にサイトも応援したくなるようなものはできないか。

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