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道南の秘境・矢越岬 知内町と福島町は隠れた逸材を活かした体験型観光の振興を

 

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道立自然公園に指定されている矢越岬(町内小谷石)周辺の自然を観光に生かそうと、観光担当の町職員らが2日、同岬近くの丸山(665メートル)で調査登山を行い、山頂からの眺望や登山道の状況を視察した。 (6/4付 道新

道南地方はあまり知られていない景勝地が多いが、知内町と福島町にまたがる矢越岬のある「松前矢越道立自然公園」もそのひとつであろう。先日のブログで桧山地方のことを「北海道の秘境」と書いたが、矢越岬のある一帯も渡島地方であるが、秘境度は高い。

管理人は2年前に矢越岬の入口である知内町・小谷石まで行ったことがある。函館から出ているローカル路線バスの取材であったが、もともとテレビ東京系の旅番組で取上げられたのを見てから行ってみたくなった。漁船で矢越岬を海遊するのだが、断崖が30キロ以上続き、人を寄せ付けない景観は素晴らしく、秘境ムード満点であった。

岬は知内町と福島町の境界線にあるが、どちらからも陸から行くルートはなく、「道南の知床」と言ってよい場所である。旅番組では福島町の民宿と漁船クルーズを紹介したが、道内殆ど周っている管理人も知らない場所であり、素晴らしい自然環境であった。

管理人は数年前にその宿と思しきところに電話をしたがちょうど休館日であった。2年前は日帰りであったので泊まらなかったが、福島町・岩部にあったその民宿は見つからなかった(廃業?)。反対側の小谷石には3,4軒の旅館・民宿・ペンションなどがある。

道新記事は登山ルートを紹介しているが、殆ど手付かずの状態のようである。ひとつ残念なことは、それらが殆どPRされていない点である。知内町、福島町のホームページを見ても、簡単な紹介のみであり、その魅力が伝わってこない。

旅番組では漁船クルーズを紹介していたが、正式には行われていないようで、福島町観光協会HPに「矢越海岸漁船遊覧体験計画中」というブログがあったので、これからということであろう。あの旅番組からは12年近く経過しているが、こちらも方も手付かずであったようだ。

知内町・福島町というと、北島三郎や二人の横綱(千代の山&千代の富士)と青函トンネルの印象が強く、町おこしもベタな印象があった。いかにも漁師町らしいが、矢越岬のような隠れた逸材があるのだ。灯台元暮らしではないが、地元に居るとその価値がわからないのかもしれない。

道南地方で海の体験型観光をできる場所は少ない。3年後には木古内に新幹線も停まるので、両町には新たな観光施策を打ち出してもらいたいと思う。

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