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「JR北海道プラザ東京」を観光情報の発信基地に

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東京駅丸の内地下中央口改札を出ると正面にJR北海道プラザ東京支店がある。管理人は地下ホームから発着している横須賀線を利用しているので頻繁にこの場所を通るが、非常に人の流れが多い場所にある。

JR北海道の旅行会社は道内ではおもに「ツインクルプラザ」の名称で営業を行っているが、道外では「JR北海道プラザ」を用いている。東京駅の他には仙台、大阪に店舗があり、、かつては幕張、横浜にもあったが、だいぶ前に閉鎖されている。

この東京店、非常にアクセスがよく、チケットを買い求める人が行列を成しているが、実は利用者の多くは北海道以外の新幹線などのきっぷを求める人たちである。北海道関連の商品だけで、この超一等地の維持は大変だと想像するが、他社きっぷの販売による手数料収入でかなりカバーしているであろう。

管理人は20年以上に亘り、この店舗を見てきたが、このところ変化を感じている。

これまでJR北を中心にした情報発信が殆どであったが、最近は道内の観光情報が充実してきた。ほぼ一ヵ月毎に変わる道内観光コーナー(現在は上富良野町の紹介)や北海道旅行を申込んだ人に当たる道内特産品の紹介とプレゼントコーナーなどが新設された。また、先日からは道内の主だった観光地のパンフレットを集めた観光情報コーナーが登場している。

現在、都内には北海道観光コーナーのようなものがない。数年前まで有楽町交通会館内に北海道観光コーナーがあったが、閉鎖され、代わってアンテナショップの「どさんこプラザ」が入居した。どさんこ内では観光案内は行っておらず、パンフなどの資料が欲しい場合は平河町にある北海道東京事務所まで足を運ばなくてはならなかった。

ご承知の通り、ここは道の出先機関であり、一般の人が訪れる場所ではない。管理人は何度か仕事で訪れたことがあるが、わざわざここまで資料を貰いに来る人は少なかったようだ。過去の拙ブログでも、これは不親切な対応であり、観光王国としていかがなものかと苦言を呈してきた。今年に入り、北海道東京事務所から同じ平河町の都道府県会館に移り、現在は移住コーナーと同居しているが状況は変わっていない。

アンテナショップでも多少の資料は置いているが、無いに等しく、他県のアンテナショップには必ずといっていいほど観光情報コーナーがあるにも関わらず、それがない北海道は異常とも思えた。

そういった声も届いていたのか、最近になってJR北海道プラザが観光情報センターの役目を担うようになってきた。道や観光振興機構との連携が進んでいるのかもしれないが、管理人は丸の内のJR北海道を是非、情報発信の場にしていただきたいと思う。

場所柄、外国人の利用も多く、PRの場所としては最適である。スペースは限られており、すべての市町村のパンフを置くのは無理だが、”売れ筋”だけなら十分にカバーできるはずだ。もとことこの場所、北海道ファンや鉄道ファンの人気が高く、リピーターも多い。

以前、オレンジカードを売っていた頃は、その自動販売機が大人気ですぐに売り切れたものだ。女性スタッフの対応もよい。北海道観光の知識スキルは高く、人気寝台列車の空席確認もすぐにやってくれるほか、窓口泣かせのマニアの難しい要求(寝台や座席の位置の指定など)にも厭な顔をせずに対応してくれている。

ここは北海道ファンの都内での聖地的な存在かもしれない。運営をするのがJRなのできっぷや旅行商品を売ることがメインではあり、制約もあると思うが、ここを北海道情報のベースにすれば、利用者も増えて売上げ貢献にもなるであろう。これまで意外に知られていない存在である。

やはり対面型のリアル・サービスは必要である。旅行商品の販売と同時に質の高い情報で顧客を満足させる窓口はなかなかない。北海道に特化したコンシュルジュ型のサービスが出出来れば更に強みとなる。

広い北海道なので他県のように物と情報を一ヶ所にすべて集めるのが無理であれば、役目を分けるべき。そういう意味では観光に関しては、アンテナショップよりも、JRプラザの活用の方が効果的だ。

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