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隠れ宿の登場など進化する個人型パック旅行

今夏にかけてのJALツアーやANAスカイホリデー、また、旅行会社系の募集型企画旅行(往復の航空機とホテルや旅館などが1泊付いているものでネット版がダイナミックパッケージという)ツアーパンフをひと通りチェックしてみた。
目立つのが、宿泊施設の充実である。サミット会場となるザウインザーホテル洞爺は以前から組み込まれていたが、たとえばJALツアー北海道では、裕次郎が愛したことで名高い小樽・銀鱗荘が登場している。2名1室で5万円はするが、ウインザーより興味があるところである。
また、隠れ屋的ホテルとして知られていた津別・チミケップホテルや標茶・虹別にあるヘイゼルグラウスマナーが登場している。この2ヶ所は、食事で行ったことがあるが、リピータが多いことで知られている。
これらの宿は、基本料金に追加を払えば、泊まることができるが、隠れリゾートや最高級旅館、お籠り系など個性的な小宿が少なかったパック商品に登場したのも時代のニーズであろう。
宿側からしてみれば個人客は、団体客と違い、雰囲気を乱す訳ではなく、そこへ泊まりたいがために、わざわざチョイスをしてくれた「ファン」なので、新規開拓にもつながる。
チミケップやヘイゼルは、JTBや日観連などに加盟していないが、そういう宿でも既に認知されており、良質なものが提供できれば、自然とクチコミで人は寄って来る。敷居が高かった銀鱗荘が、気軽に申し込めるのも魅力である。
これらの旅行商品は、一部を除き、旅行会社の窓口に行かないと申し込めないが、これからは、グローバルパッケージでも、魅力的な宿が選べる時代が来る。
旅行ビジネスの激しい変革は、当分続くはずだ。

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