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稚内全日空ホテル、市の大幅出資で当面の危機脱出をしたが

稚内市議会は11日、稚内全日空ホテルを運営する市の第3セクター、稚内シーポートプラザの経営悪化を受け、2億8000万円を追加出資する議案を可決した。市からの融資案が議会に否決され3セクが法的整理となる可能性もあったが、当面の危機は脱したと12日付け日経新聞などが伝えている。
稚内全日空ホテルの経営危機に関しては3/11付けブログ「ホテルが経営危機、三セクだったとは驚き」のタイトルで触れている。 ホテルは1994年に開業。長期負債の返済負担が重く、資金繰りが悪化していた。4月中に民間の株主にも追加出資を求め、計3億円を増資する。市の追加出資で出資比率は5割を超える。
このニュースには大きな違和感をかんじる。稚内全日空ホテルはシーポートプラザの中核であり、市のランドマーク的存在であることは理解できるが、素朴な疑問として何でここまで”協力”をしなくてはいけないのか。市は「これ以上の支援はない」と説明しながら、時代錯誤と思える行為をしている。
管理人は市が「全日空」ブランドへのこだわりと全日空への遠慮を感じる。前回でも触れた羽田-稚内便の通年運行に向けて市が補助する形で2万円程度の格安ツアーを催行。今年はなくなったかと思ったが調べたらやはりあった。全日空ホテルの問題と空路維持の問題はリンクしていると思うのは考えすぎてあろうか。
全日空ホテルは規模は小さいながらもシティホテル機能なので無駄なコストも多そうである。仮にホテルを民間に手放せば、観光客が多い稚内なので宿泊特化のアパホテルやルートインなどが購入するであろう。シティホテル機能を削れば単体では十分に黒字になるはずである。
ANAホテルチェーンは資本を外資(モルガン)に売却して以前ほどのブランド力もなくなっていると思う。こだわる必要もあるまい。
この問題、仮に破綻すれば大変なことになる。それでなくても稚内市は三セク施設が多い。実は管理人、5年前の冬、誘われて稚内1泊2日2万円格安ツアーに参加したことがある。訪問する場所は公共温泉、サハリン村(ロシア村?)など多分、三セクと思える施設で「お抱え観光」であった記憶がある。宿泊は追加料金を払い全日空ホテルであった。

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