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「夕張夫妻」と「大仏もっこり」、いわゆる”ゆるキャラ”と北海道

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夕張市の観光会社「夕張リゾート」のキャラクター「夕張夫妻」=イラスト、同社提供=が、カンヌ国際広告祭のプロモーション部門でグランプリを獲得した。財政再建団体になった夕張市をPRしようと、07年9月に製作。市が抱える膨大な「負債」を「夫妻」に掛けるという自虐的なアイデアが人気を呼び、現在はTシャツやキーホルダーなどのキャラクター商品が作られている。(6/24付 毎日新聞北海道版)

久しぶりに夕張から明るい話題が届いた。今回、受賞をした「夕張夫妻」は2年前に夕張再建のイメージキャラとして登場。頭がメロンの「夕張父さん(倒産)」と「まっ母(真っ赤)さん」が継ぎ接ぎだらけの服で、「金はないけど愛はある」と訴えるキャラクターは、あまりにシュールで、自虐的。拙ブログでも切り口は違うが、自虐という意味では「試される大地・北海道」と同類のコピー・キャラであると書いたことがある。
すっかり「夕張夫妻」は記憶から消えていたが、今回の受賞はかなりの栄誉らしい。あらためてキャラクターを見てみると、なかなか良くできている。登場時は生々しく、先入観もあったせいかデザインまで気がまわらなかったが、いろいろな分野で商品化できそうなキャラである。東急ハンズなどで販売をすれば広がりそうな気がする。
最近、「夕張夫妻」のようないわゆる”ゆるキャラ”に人気が集まっているが、北海道はおもしろキャラの宝庫。「時計大臣」や「テレビ父さん」、昨日から世間を騒がしている「大仏もっこり」の元祖に当たる「まりもっこり」などどれも共通する匂いがある。既成に囚われない北海道のおおらかさがどのキャラクターにもある。
「大仏もっこり」を作った札幌の会社もまさか天下の東大寺から猛講義が来るとは想定外であったであろう。大仏さんも事を荒立てずに、もう少しおおらかになってもよろしいのでは。管理人の実家の傍にはもうひとつの大きな大仏様があるが、「大仏もっこり」を送ってくれと北海道人から頼まれているのだ。
【参考】過去ブログ「夕張の自虐キャラにひとこと」(’07.9.19)

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