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道内フェリー会社で夏休みに向けて周遊型サービス導入の動き

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高速道路の割引や無料化などで苦戦が続くフェリー業界だが、ここへきて新たな動きがある。たとえば経路が異なる2社間のフェリーを利用できる往復プランやフェリーの目的地である島に宿泊をすれば航送料金が大幅に割引になるサービスなど各社、夏休みに向けて知恵を絞っている。

まず、青森~函館、大間~函館就航の津軽海峡フェリーと八戸~苫小牧に航路を持つシルバーフェリーの共同企画として、両社の航路を組み合せた季節限定の周遊パック商品『青森・大間~函館/八戸~苫小牧 乗っ得パック』を発売した。
6/1から9/30までの間、往復2等乗船券のほかにホテルルートインチェーン3千円分の利用券に旅行保険が付くもので、本州発、北海道発のどちらからでも利用できる。なお、この商品は企画旅行扱いで、クルーズシステムが主催をしている。クルマやバイクの積み込みも追加料金を払えば勿論できる。料金は本州発の場合、往路青森→函館、復路苫小牧→八戸で利用をすると大人9,250円である。
たとえば、ETC割引を利用して青森まで行き、往路は津軽海峡フェリーで函館へ、道内を周遊し、帰りは疲れるので苫小牧から八戸までショーットカットをすることなどできる。
また、奥尻航路や利札航路を運航するハートランドフェリーは今年7~9月、奥尻-江差、奥尻-せたなの2航路を乗用車で利用し江差町、せたな町、奥尻町の3町を巡ると、復路の乗用車航送運賃(運転手1人の運賃含む)が無料になるキャンペーンを実施する。
条件は①江差、せたなの両航路を使う②車1台に2人以上乗る③車の長さは6メートル未満④奥尻島内の旅館、民宿などに1泊以上する⑤事前予約を行うなど。5メートル未満の車の場合、復路分としてせたな航路の1万2630円か、江差航路の1万8040円が無料になる。
こちらは道の補助予算から実施するが、片道乗用車積載が無料というのは魅力的である。クルマで訪問をする機会の少ない奥尻島だが、海産物だけではなく、温泉や最近ではワイナリーとなかなか魅力に富んだ島なのでPRにはよい機会かもしれない。

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