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石炭で繋がる小樽・空知・室蘭、「北の近代三都物語」として観光キャンペーンを開始

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レトロ調なキャンペーンロゴ

石炭をキーワードに、空知管内と室蘭、小樽の3地域が観光で連携することになった。道央地区の観光協会などでつくる道央地域観光戦略会議が8~11月に実施するキャンペーン「炭鉄港2010~北の近代三都物語」。空知の石炭が室蘭の製鉄所で使われ、小樽港から輸送されていた歴史を物語としてまとめたチラシを各地で配布するなどしPRする。 (8/1付 北海道新聞)

北の近代三都物語」は、近代北海道発展の礎となった「石炭」を軸に、「三都(小樽・空知・室蘭)にまつわる産業、港湾・鉄道・炭鉱・鉄などを歴史ストーリーとして発信し、3地域の観光資源の魅力を再発見し、連携を強めのが狙いのプロジェクトだ。
道内最初の本格的な炭鉱となった三笠市の幌内炭鉱が1879年(明治12年)に開鉱して以来、石炭を本州などに輸送するための鉄道が82年に小樽-幌内間、92年に岩見沢-室蘭間に開通。空知の石炭は室蘭の製鉄所の燃料となるなど、北海道の発展を支えてきた。
それぞれ役割が異なる小樽・空知・室蘭が石炭をベースに、三位一体となってきたことに目を付けたのは斬新で面白い。
キャンペーンは新設を含め全26イベントが対象。7日に岩見沢でオープニングセレモニーを行い、旧幌内線線路にロウソクの灯をともす。9月下旬には室蘭の鉄に親しむアイアンフェスタ、10月には石炭輸送などをテーマにした小樽での写真展などが予定されている。
今回のイベントの特長は支庁間を越えたキャンペーンであり(主管は空知総合振興局)、広域観光や滞在型観光振興という狙いもある。かなりテーマ的には堅く、マニアックであるが、産業(遺産)・歴史観光としてはこれまでにはない形態なので、どれくらい一般からの興味を引くことができるか注目している。

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