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函館にJリーグチームを誘致 札幌一極集中から脱する意味でも実現を

函館市を拠点とし、Jリーグにつながる日本フットボールリーグ(JFL)の加盟を目指すプロサッカーチームを誘致する計画が持ち上がっている。東京の大手企業がスポンサーとなり、昨年11月に道サッカー協会から函館サッカー協会にJFL参入の打診があったが、競技場の専用使用をめぐって関係団体の協議が難航しており、計画は暗礁に乗り上げている。(4/3付 eHAKODATE

複数の関係者によると、昨年10月末、東京都内に本社を置く企業から、千代台公園陸上競技場を本拠地とするチームを結成し、同競技場で年間12試合のホームゲームを開催したい意向がサッカー協会に示された。
JFLに参加するには道サッカーリーグに加盟する必要がある。同リーグを勝ち上がった上で全国地域リーグ決勝大会の上位2チームに入ることが条件となる。

管理人はこの計画に大賛同である。かねてから道内にJリーグチームはもうひとつ必要であると考えており、ちょうど2年前のブログ「低迷するコンサドーレ、競争原理が機能しにくい北海道というシステムと関係あるのでは」というタイトルで、北海道ダービーが出来る環境を早くつくるべきだと述べさせてもらった。

北海道はすべてが札幌に集まってくるようなシステムになっているが、プロスポーツも同様で、コンサドーレ、ファイターズ、レラカムイがこけた北海道バスケットボールクラブなど多くが札幌ホームタウンである。かつてはアイスホッケー(岩倉組→雪印→札幌ポラリス)もあったが、こちらは苫小牧の王子製紙と釧路の日本製紙だけとなった。アイスホッケー人気の低迷は札幌にチームがなく、試合数も少ないことも関連しているかもしれない。やはりバランスである。

かつて盛んであった白老など地方の社会人野球チームの影も薄くなり、道内の主要都市の旭川、帯広、函館などでこれといったスポーツチームが存在しない。その中での函館へのサッカーチーム誘致は地域再生へも繋がる明るい話題である。

サッカーはプロ野球と違い、人口20万程度の都市でも十分にホームタウン制度が成立する。また、同じ地域同士で複数チームの共立が可能で。たとえばJFL(3部に相当)では松本山雅とAC長野バルセイロというチームがあり、もともと競争意識が強い北信と中信の「信州ダービー」は盛り上がっているようだ。

リーグは異なるが、栃木FC(J2)と栃木ウーヴァFC(JFL),ザスパ草津(J2)とアルテ高崎(JFL)など同エリアに複数チームが存在することは珍しいことではなく、北海道にプロが1チームしかないこと自体がおかしいと以前から思っていた。

実現に至ってはクリアすべき問題も多い。函館の場合は競技場が問題になっているようだが、コンサドーレにしても実業団の東芝を北海道に誘致し、完全プロ化への道程には紆余曲折があった。半分アマチュアのJFLと云えども、将来Jを目指すのであれば、十分な受入れ態勢が必要である。

身近なところにプロスポーツチームが存在することは、子供たちに夢を与え、スポーツ振興につながる。大人にとっても「おらが町のチーム」が誕生することで、地元への愛情が高まる。そして、スポーツがきっかけで支えあう気持ちも生まれるかもしれない。函館のJリーグチームは是非実現していただきく、また函館以外の旭川などにもチームがあってよいと思う。

*このニュースに関しては「ホテルニューオーテ」さんのブログでも詳細に書かれている。

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