先日の拙ブログで函館・大門の角打ち(酒屋の立飲み)、「丸善滝澤」を紹介したがそれに纏わる話の続きを。
昨日、帰京後、はじめて常連地元の角打ちTを訪れたが、カウンターには女性の先客が居た。管理人は店の女将に北海道帰りのことを告げたが、するとその女性も先週は北海道にいましたと話に参加してきた。
どこかと訊くと「函館」との答え。
なかなかお洒落な美女であったが、仕事柄、「市場調査」をしてみたくなり、まず函館観光でお気入りの場所を訊いてみた。
すると彼女は「ええと・・・函館駅近くの少し怪しい所にある立ち飲みで滝澤ナンとかという店が面白かった!!」。
こちらは絶句した。
いきなり立飲み屋を挙げ、それも「丸善滝澤」へ二日連続で行ったという。さらに「トバが絶品で、土産で買って帰った」とのこと。店で知り合った客にもう一軒、立飲みを紹介してもらい同じ大門エリアにある「江口酒店」という店にも出向いたと話してくれた。
江口酒店は初耳であったが、ネットで調べると滝澤がある道をもう少し行ったところにあるようだ。そこは座って飲めるとのことであったが、ツマミは少ないと報告してくれた。
こちらは函館山の夜景や元町地区などの名前が出てくると思い質問をしたが、函館観光の思い出が立飲みとはあり得ない会話だ。勿論、角打ちでの会話であったから登場したのであろうが、それにしてもビックリした。
ちょうど管理人が訪れた翌日から行ったようだが事前に情報を得ているようであった。彼女はイラストレイターで、HPを教えて貰ったが、覗いてみるとプロフィールのところに著作があり、「立飲み散歩」という本を出していた。もともとその筋が好きでライフワークのようであった。
「立ち飲み観光」があってもおかしくない。いや、それはあり得ない。市場は小さすぎる。
そういえば、6月号の「HOほ」(ぶらんとマガジン社/財界さっぽろ)は「秘密の函館特集」だが、先日、十字街の居酒屋店主に教えていただいた大町の「山本酒店」が1ページ掲載されていた。この雑誌、面白いので後日紹介したいと思う。
やはり函館は道内では異質の立飲み文化があるようだ。
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