JTBがLCCのジェットスターを利用した北海道格安ツアーを発売

JTBがLCCのジェットスターを利用した北海道格安ツアーを発売

JTB-LCC

ジェイティービー(JTB)はジェットスター・ジャパン(GK)を利用した成田発着のパッケージツアー「ジェットスターで行く北海道・沖縄」を企画し、6月6日に販売を開始する。JTBが国内の新興LCC3社を使ったパッケージツアーを発売するのは今回が初めて。(6/3付トラベルビジョン

今夏から注目のLCC3社が揃い踏みをする。ピーチとエアアジアがANA資本などに対し、ジェットスターはJAL系であり、どういった違いを打ち出せるであろうか。これまでのところLCCというと狭い機内、わかりづらいチェックインの場所、手荷物は別料金、会社によっては座席指定は有料など経費節約ぶりが注目されてきた。

管理人は東京との札幌の往復はもっぱらスカイマークを利用しているが、いくら安いと云えどもスカイマークやエアドゥあたりが限度である。というのもスカイに比べ僅かに安いだけで、そこまでいろいろ制約をされてまで乗りたいとは思わない。悲しくなってくる。安全性を別にすれば、LCCに乗ることは高速ツアーバスを利用するのと同じ気分である。

今回、LCC3社は奇しくもエアバス320を採用しているが、同じ320を使用しているスターフライヤーが座席数が150以下なのに対し、LCC3社は180席とかなりの詰め込み具合である。ちなみにスカイマークが使用しているB737-800はJAL,ANAと比較して1席多い177席なので思ったほど詰め込んでいない(LCC各社の機内写真はこちら)。

ところでJTBが企画をしたバックツアー商品であるが、札幌は5割程度は安いという。しかし、便変更はきかず、ツアーの締め切りは何と21日前(JAL,ANAは10日、スカイは5日)。元の運賃が安いので利用者、旅行会社どちらも旨みのあるものではない。

ジェットスターはネット直販以外にも旅行会社との関係を深めて行くと述べている。このあたりは既に実績のある国際線も意識してのことだと思うが、JTBもご祝儀的な部分と様子見も兼ねて企画をしたのではないか。LCC3社の戦略は各社だいぶ異なるようであるが7月以降が注目である。

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