今シーズンは雪が早い。道内の標高が高いスキー場はすでに大半がオープン済み。
本州でも東北を中心に、八甲田、安比高原、蔵王、グランデコなど、上信越でも奥只見丸山、かぐら、志賀高原、八方や栂池など天然雪でオープンしている。20年以上前ならこれらのスキー場は12月の声を聞けば滑走可能となったが、昨今の温暖化でシーズンインが2週間以上遅れるようになった。
また、各スキー場の客足が好調だ。昨季は暖冬と雪不足に悩まされたものの、今季は早めに雪が降ったことが好影響になっているようだ。
道内では、本州方面からのスキーツアーの予約は好調らしい。ALスキーツアーによると、12月の北海道スキーの予約は前年比7%増。他社も同じようである。
オーストラリアや韓国など海外からも昨季以上の来道が見込まれている。昨季はオーストラリア客を中心に1万5千人の外国人が宿泊した倶知安町(ニセコヒラフ)では来年1,2月の最盛期はほぼ予約で埋まっており、昨年より2,3千人は増える見込みという。また、ウォン高で海外旅行ブームが続く韓国からも大幅に増えそうである。
底を打ったかにみえるスキー不況。もともとスキー場は供給過多であり、この数年で大幅なスキー場の整理が行われた。バブル前の1985年頃の数字で需要とのバランスが合うのではないか。
下げ止まりをみせ始めたスキー客だが、以前のような大幅な伸びは期待できない。これまで知恵をあまり絞ることなく、殿様商売のツケが長い低迷と関係してるが、最近になって各スキー場個性を打ち出すようになってきている。
今週は断続的に寒気が入るので週末にかけてオープンするスキー場も増えそうだ。今期のスノーリゾートビジネスの動向に注目したい。
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コメント(2件)
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管理人様こんにちは。
10月に函館本線(山線)のワンマン列車に乗車し、長万部までの途中、倶知安で途中下車しました。
倶知安駅に降りて少し驚いたのは、金髪の外人さんがワンボックスカーで駅まで知人?と思われる人を迎えに来ている光景を目の当たりにしたことと、食事で立ち寄った駅前の老夫婦で営んでいる蕎麦屋さんのメニューに、英語表記されていたことです。ニセコにオーストラリアから人が多く入っているという様子が、倶知安でも感じられました。
山線のワンマン列車の車内の自動放送でも英語案内なんかしています。
北海道では比較的、外人のためのインフォメーション、ホスピタリティーが弱い感じがします。北海道洞爺湖サミットも準備など考えれば本当に時間がありませんが、これを機会に多くの同行するプレス関係者に北海道のPRをしてもらいたいと思います。
1日のコンサドーレの感動的な瞬間に立ち会ってきました。
野球、サッカー、バスケそしてウィンタースポーツと北海道民は幸せだと思います。夏見円さんもW杯で5位と頑張りました。政治、経済もどうにかなれば最高なのですが(笑)
これからの時期、雪の中をいく山線はいいです。特に小沢という駅が好きです。
倶知安、ニセコの国際化は本物になってきたのでしょうか。今のところ海外からの投資がニセコに集中しているようなので基盤をつくるのなら今ですね。今冬は日本人が予約を取るのが大変という噂です。
コンサドーレおめでとうございます。ブログで取り上げようと思っていたのですが、北海道をホームにするスポーツチームは暖かいファンに囲まれて幸せですね。
これで3回目の1部復帰ですが、予算も少なく、減資という話も聞いたのでどこまで補強ができるでしょうか。
これまでバルデス、マラドーナ、ウイル、エメルソンなど強力外国人選手がいると1部でも残留できました。
原石に期待したいところです。