特定非営利活動法人(NPO法人)阿寒観光協会まちづくり推進機構(釧路市、大西雅之理事長)は、登山・スキー用品販売大手のICI石井スポーツ(東京・新宿、松山盟社長)と共同で阿寒湖温泉のアウトドア基地化を推進する。周辺の山や湖沼を生かし、登山やウオーキングなどの受け入れ体制を整える。温泉だけに頼らない魅力づくりにより、地域全体の集客増を狙う。(7/9付日経新聞)
阿寒湖周辺は素晴らしい自然環境に恵まれているが、なぜか印象が薄い。湖畔にある大型温泉ホテルや観光船、アイヌ土産物街などのイメージが強すぎて、アウトドアと結びつきにくいのだ。また、周辺の湖沼は立ち入り禁止地区が多く、気軽に散策できる場所はオンネトーあたりまで行かないとない。
ロケーションのよいスキー場もあり、本来はリゾート・アウトドア基地としての素養があるにも関わらず、1泊のみの滞在に終わっている。幣サイトのテーマである北海道観光の課題が集約したような地域であるが、最近は鶴雅グループの大西氏などを中心に何とか滞在型観光地に変えようといろいろな仕掛けをしているところである。
滞在型を目指すのなら高い宿泊費では成立しにくい。かといって現在の阿寒湖にはそれに見合う宿が少ない。トレッキングをしたい人は雌阿寒温泉(野中温泉)などに流れてしまうであろう。
魅力を訴えるには、これまで立ち入り禁止であったコースの一部開放を含め、温泉色からの脱却が必要である。ICI石井スポーツと提携するのはいいアイデアであると思うが、集客へは時間がかかる作業で、それほど大量動員は期待できない。一度、イメージが醸成された観光地が生まれ変わるのは至難の業である。
よけいなお世話です。安易に車や人の立ち入り禁止区域の開放を求めないでいただきたい。一度人が入ると失うものもあることわからないのですか?いい大人が・・・
まりもさんへ
コメントいただきありがとうございます。
阿寒湖の一部地域が知床五湖のようなかたちで、人のみ制限付きで立ち入りができれば新たな魅力になると思いました。これは管理人自身が訪ねてみたいという希望も含まれて居ます。
今回の記事はあくまでも観光客の視点から書かせていただきました。
私も同じ意見です。アウトドアと言ってもそのイメージが阿寒湖にも阿寒湖で働いているスタッフや阿寒に住む我われですら
まったく無く今の阿寒湖は一人先走りすぎてダレもついてはいけない状況である。もっと観光客が心地よい体験を出来るようにと考えないのか不思議である。阿寒湖に温泉宿が出来た時点で森や湖水の汚染・・・失ったものが沢山あると思いますよ。
チュウルイ湾の方なんかに徒歩で行けるツアーが年に何回かあっても言いとおもいますがね?