長万部町にある名湯・二股らじうむ温泉を経営する消費者金融準大手の三和ファイナンスが9月12日、債権者598人から東京地裁へ破産を申し立てられた。全国展開している消費者金融を巡り、債権者が破産を申し立てたのは初めて。帝国データバンクの大型倒産速報によると、三和ファイナンスは利用者からの過払い金の返還を請求されてもこれに応じず、利用者が過払い金返還請求権を原債権として破産を申し立てた。
拙ブログ(旧バージョン)を開設した頃、三和ファイナンスが二股らじうむ温泉(もともとはラジウム温泉とカタカナ表記)を買い取り、再オープンさせたが、その変貌ぶりが何かと話題となり、一部紹介をしたところ大変多くのアクセスをいただいた。旧ブログはデータ消失のため、読むことはできないが、倍になった入浴料、取り壊されたドーム、張り紙の内容の異様さ、あまりに刺激的な広告などについて触れた。
たとえば「2週間の湯治で椎間板ヘルニアや脳梗塞の後遺症が良化する」などは、首都圏のJR車内広告に掲載されていたが、公取法にひっかかりお咎めを受けることになる。その後、「2週間以上療養し、お客様自身が良化の兆候がないと感じ申告した場合は、宿泊費用の全額を返還します」がキャッチのようになっていたが、本当に申告した湯治客はいるのであろうか。
何かと話題の多い会社だが、心配なのは温泉の方である。今のところ公式HPも閲覧でき、予約も受付けているので営業しているようだが、素晴らしい温泉なのでこれ以上荒らしてもらいたくない。温泉文化を守ることができる経営者にご登場願いたいところだ。
たまたま昨日、京浜急行だったかJR山手線だったか(小田急かも)の車内で、二股らじうむ温泉の広告を見かけました。
「効果を感じなければ返金」の基準は、2週間どころか、8泊か9泊(湯治料金の適用になる連泊数と同じ泊数)に引き下がっていたようでしたよ。
ところで、本文のリンクから飛んだ公式HPに「難病の方37度のお風呂で2~5時間入浴すれば治療効果が更に早いです。」とありますが、37度とはいえ2~5時間も入っていられるものでしょうか?
元磯子区住民の温泉好き@北海道帰り さま
ご無沙汰をしています。北海道から帰られたようですね。何かと話題の多い二股温泉ですが、どういう神経で、あの広告を出すのでしょうかね(笑)。
37℃のお湯に2~5時間浸ったら皮膚がふやけてしまいそうです。そして湯当りで倒れると思いますが。
ところで現在釧路に滞在しています。是非、またお目にかかりましょう。