アート・文学・サブカル

北海道開拓の村と北海道博物館を訪問して感じたその魅力と課題点

先日、新しく完成した北海道博物館と北海道開拓の村を訪れた。博物館の方は初めてだが、開拓の村は1989年以来なので何と26年ぶりである。その時は北海道中央バスの定期観光バスで訪れたが、今回は札幌駅から新札幌まではJR、駅からは往路タクシー、復路は路線バスを利用した。 新札幌駅を降りて、まず気付いたこと […]

連絡船「羊蹄丸」の『青函ワールド』が「八甲田丸」で復活 超シュールなジオラマは見もの

  旧青函連絡船・羊蹄丸内に展示されていたジオラマ「青函ワールド」が28日、羊蹄丸が係留されている愛媛県新居浜市から青森市柳川1丁目のメモリアルシップ八甲田丸に到着した。 「青函ワールド」は、昭和30年代の青森駅周辺を再現したジオラマで、羊蹄丸が東京・お台場の「船の科学館」で展示されていた […]

「釧路湿原画廊」が阿寒の地で復活、故佐々木榮松画伯の作品を一同に展示

画家・佐々木榮松氏の遺作品や資料を常設展示する「釧路湿原美術館」の実現を目指している同美術館設立委員会(片野良一代表)と阿寒町上阿寒の北緯43度美術館(宮田勝館長)との間で1日に譲渡契約が結ばれた。(6/3付 釧路新聞) 故・佐々木榮松画伯は釧路湿原をおもにテーマに描き続け、今年1月に98歳で亡くな […]

湿原画家・佐々木栄松さんが逝く 思い出深い釧路駅構内のステーション画廊

  佐々木栄松さん 98歳(ささき・えいしょう=画家)11日、急性腎不全のため死去。前夜祭は12日午後6時、発葬祭は13日午前10時、釧路市昭和中央3の54の1のベルコユアホール釧路西。喪主は法定代理人の高野範子さん。自宅は釧路市南大通3の3。幼少より独学で 油彩などを学び、道東の風土をテ […]

旅行雑誌の草分け「旅」が休刊、旅が「非日常」ではなくなったことで使命を終えたのでは

写真左から創刊号(1923)、1963年7月号、1997年8月号*創刊号のみ復刻版 大正13年(1924年)に創刊された日本初の本格的旅行雑誌「旅」が、来年1月20日発売の3月号(通巻1002号)で休刊することが決まった。発行元の新潮社が21日に発表した。(11/21付 読売新聞) 旅行雑誌の草分け […]

観光を通じて日本が見えてくる 「日本の観光黎明期」展

   東京・汐留にある旧新橋停車場「鉄道歴史展示室」で開催されている「日本の観光黎明期展」へ行ってきた。小さなギャラリーだが、鉄道をテーマにした好企画が多く、前回は管理人が写真集も持っている石川光陽写真展「警視庁カメラマンが撮った昭和モダンの情景」が開催されている。 日本の観光黎 […]

森山大道写真展と亡くなられた佐藤忠良氏の彫刻作品を芸術の森で鑑賞

先日(3/28)、「札幌芸術の森」へ足を運んだ。 目的は写真家・森山大道写真展「北海道<最終章>」と野外彫刻ブースの佐藤忠良記念アトリエを見に行くためである。森山は1978年にスランプに陥った時に北海道に三ヶ月滞在、その間に撮りためた未現像フィルムと2010年にふたたび撮ったものが展示されている。 […]

釧路駅ギャラリーの湿原画家・佐々木榮松画伯の作品が久々に表舞台に登場

湿原の画家として知られる釧路市在住の佐々木榮松画伯の作品展が6日まで、道立釧路芸術館で開かれている。佐々木画伯専属のギャルリ一華(高野範子代表取締役)が主催し、初日の3日には今年10月で99歳の白寿を迎える画伯本人が来場して元気な姿を見せた。(3/5付 釧路新聞) 湿原の画家と知られる佐々木榮松画伯 […]

追悼・原田康子さんと映画「挽歌」、トレンチコートが似合う女性がいなくなった

「挽歌」主演 怜子役の久我美子さん 作家の原田康子さんが10月20日に亡くなられた。その原田さんを偲び、14日から北海道立文学館で、ミニ展示コーナー「追悼 原田康子」が開催されている。入場は無料。「挽歌」「海霧」などの代表作や直筆の色紙など約20点を展示され、なかでも、10年以上親交のあった同館副館 […]

札幌芸術の森にオープンした「佐藤忠良記念子供アトリエ」へ行ってきました

芸術の森・佐藤忠良作品の屋外展示とアトリエ いちばん下は釧路・幣舞橋 四季の女神像 札幌市南区にある「札幌芸術の森」にこのほど日本を代表する彫刻家である佐藤忠良を記念した「佐藤忠良記念子どもアトリエ」がオープンした。管理人は忠良氏のファンで早速、10/3に出かけてみた。 佐藤忠良は1912年に宮城県 […]

「新日本人」よ、余裕をもって、旅にでも出たら

昨夜、テレビ東京系列で「新ニッポン人現れる」という久米宏司会の番組がオンエアされた。 番組は「新日本人」と呼ばれる20代のライフスタイルとバブル世代の40代と比較しながら探るというものだが、「新日本人」の主だった特長は、①お金を使わない②貯金をする③家からあまり出ない④酒席でも焼酎のジュース割りなど […]

「根室夢幻行」-流氷を描く画家とノサップ岬

飯沢紗千子画伯が描く流氷 今年は久しぶりに流氷が早い時期から訪れた。さぞやオホーツクの観光地は賑わっていることであろう。 同じ流氷が来るにも関わらず、ひっそりとしているのが根室だ。根室の流氷は遅いが、今年は風連湖付近まで達している。 管理人にとって根室は忘れられない地である。20年近く前、体調を崩し […]