札幌シティホテル・ミシュランの2回目です。今回は前回に引き続き札幌駅周辺のホテルその2(駅前通りから東側)を掲載します。紹介するホテルの基準は、日本ホテル協会に加盟か大手旅行代理店のシティホテル商品扱いを受けている施設などを対象に行います。また評価は客室・飲食・ホスピタリティ・ビジネス(ビジネスでの使い勝手度)の4部門としました。
札幌駅前通り東側でもっとも歴史があるのが札幌全日空ホテル(北3西1)です。駅からは徒歩で7,8分かかり一度外へ出るのでやや中途半端な距離にあります。26階建ての高層で最上階と25階が飲食フロアになっています。ラウンジの「スカイビュー」はデートスポットとして有名であったそうです。客室数は400を超える市内有数の大型ホテルですが、オープンから30年以上が経過しやや古さをかんじます。標準的なシングルルームはビジネスホテル並みのサイズでベッドも小さく、前号で紹介したセンチュリーロイヤルホテルと同程度のレベル、30年前頃にできた平均的なシティホテルといっていいでしょう。航空会社系のホテルなので冬季などは多めにマイレージが加算される特典があります。
客室☆☆☆★ 飲食☆☆☆☆ ホスピタリティ☆☆☆★ ビジネス☆☆☆☆
ホテルニューオータニ札幌(北2西1)は駅から徒歩で10分程度かかり地下鉄の大通駅の方が近いところに位置しています。レンガ色の外観は高品質な印象を与えますが、ホテル全体の規模としてはそれほど大きくありません。オープンから20年以上が経過しており館内飲食店も少ないため「ニューオータニブランド」を期待して宿泊をするとやや物足りなさをかんじるでしょう。シングルルームはビジネス
ホテルサイズ、洗浄器付きトイレの設置も遅れていたようですが、最近は客室にヒーリングルームなどを設けており今後に期待をしたいところです。
客室☆☆☆ 飲食☆☆☆ ホスピタリティ☆☆☆☆ ビジネス☆☆☆★
ホテルモントレ札幌(北4東1)は石狩街道を渡ったところにあり住所も東になります。アクセスの不利は拭えませんが英国調の黄色い建物はJRからもよく見え人目を惹きます。全国展開するモントレチェーンが東日本で最初にオープン(1994年)したホテルで女性客を意識した作りになっています。飲食は2店舗、客室はシングルルームでもキングサイズベットを使用しています。ビジネスユースよりはレジャー向けのホテルかもしれません。
客室☆☆☆☆ 飲食☆☆☆★ ホスピタリティ☆☆☆☆ ビジネス☆☆☆
モントレエーデルーホフ(北2西1)は名前の通りモントレ札幌と同じ経営です。駅から徒歩5~7分程度なので比較的好立地です。JRタワーと同様、下層階がオフィスフロア上層階(60m以上)が客室になっています。世紀末ウイーンを意識した作りですが、モントレ系独特の女性ウケする客室です。シングルルームはスペース、ベットサイズとも十分でアメニティもかなり凝っています。また展望スパ「カルロ・ビバリ」がありJRタワーのスパよりは安い1500円で一般は入浴できます。(JRタワーは2,800円)快適度は高いホテルですが飲食部門が弱いようです。朝食もバイキングで一箇所のみであった記憶があり、ホテルの方針でしょうが客室に見合った食の提供を期待したいところです。また料金設定が市内トップクラスと強気な展開をしてます。なお、モントレホテルグループは消費者金融のアコム関係が運営をしています。客室☆☆☆☆★ 飲食☆☆☆ ホスピタリティ☆☆☆★ ビジネス☆☆☆☆
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