シャッター商店街化が進む釧路北大通りで2年以上前から開発中の建物があった。釧路のシンボル、幣舞橋のたもとで工事現場には「幣舞橋ホテル(仮称)」と書かれていたが、「ホテル・ラビスタ釧路川」として3/12開業することになった。
このラビスタ釧路川、温泉掘削もしており、かなり高級志向のホテルのようだ。運営はドーミーインチェーンの共立メンテナンスだが、宿泊特化型のビジネスではなく、リゾート志向のアーバンホテルだ。客室もゆったりしているようで料金もシングルで1万円を越えている(釧路では最高値)。
同社ではドーミーイン以外にも差別化で別ブランドを展開している(ラビスタは旭岳にもオープン)。
釧路は最近ビジネスホテルが増えた。これは企業が、経費削減のため釧路から支店を撤退させ、出張に切り替えた。そのため宿泊施設の需要が増えたためである。
しかし、釧路には以前からこれといったホテルがない。昭和天皇も泊まり老舗であったパシフィックホテルは閉鎖したらしい。シティホテルとしてはプリンスと全日空があるが、駅前のロイヤルインの方が使い勝手がいい。
オープンするラビスタ釧路川は、市内のホテルではもっともロケーションがよさそうである。建物もかなり時間をかけて作っていたので大丈夫であろう。幣舞橋から太平洋が海側の客室なら一望できるので夕陽を見るには最高だ。
ラビスタができて少しでも駅前商店街や繁華街に賑わいが戻ってほしいと願うが、反面、古くからある地元ホテルはチェーン系の進出で苦戦をしている。個人的にも地場のホテルを利用してあげたいと思うが、どうしても価格・設備面を総合的に判断すると新しいチェーン系に予約を入れてしまうジレンマがある。
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