恒例の「さっぽろ雪まつり」が終了した。好天に恵まれたこともあり、昨年より5万8千人多い215万9千人を記録した。 また、東アジアの人たちが長期休暇を取る「旧正月」と雪まつりの日程が3年ぶりに重なったこともあり、海外からの見物客が大幅に増えた。
また、JR北海道と航空各社は12日、さっぽろ雪まつり期間中の輸送実績を発表している。JRは道央圏の利用が前年同期を上回り、札幌近郊からの来場が復調傾向だったのに対し、空の便は多くの社が前年並みか微減と伸び悩んだ。
道内空港発着便は、全日空グループが同3.9%減の17万6千人、JALグループが4.4%減の17万4千人。新千歳-羽田線はスカイマークが2.5%減の1万6900人だったが、エア・ドゥは4%増の2万800人と伸ばした。
今年の傾向としては①外国人観光客が増えた②道内特に近郊からの来場者が多かった③航空機利用が減った⇒道外からの観光客が減ったということである。
最近、航空機の機材を小型化していることも関係しているかもしれないが、この時期は大型機材への変更や増便もある時だ。結論でいえば、やはり雪祭りに来る観光客が減っているということだ。
首都圏でも旅行会社の店頭に並ぶ雪祭り関連のパンフレットが年々減っている。ピークの頃の半分にもいっていない。以前は、「宿や飛行機の予約はお早めに」ということで、煽ったものだが、最近はそここそ混んではいるが、取れないことはない。ホテルもキャンセルが出るせいか直前になるとかなり値を落としている。
その代わり、「旭川冬まつり」が動物園効果もあり、はじめて100万人を突破した。「小樽雪あかりの路」も浸透してきている。道内各地で冬祭りが同時期に開催されるので、分散すること自体はいいことだが、札幌に関しては「高い」、「混む」、「つまらない」、「一度で十分」、「寒い」などの先入観が出来上がってしまっていてイメージ回復が必要である。
「ホワイト・イルミネーション」もそうだが、毎年同じことの繰り返し。鑑賞型から市内各地で市民&観光客が参加できるオール札幌のイベントにした方が盛り上がると思うが。毎年、終了翌日に取り壊される雪像を見るたびに大通公園でゴジラ(重機)が暴れているようで、複雑な思いがする。1区画でもいいので3月まで何か残せないものであろうか。
Advertisement
関連する記事
コメント(2件)
コメントを書く
コメントを投稿するにはログインしてください。
管理人様こんにちは。
今年の雪まつり期間中の天候は、吹雪いたり、暖気になったりせず落ち着いてました。
私が最近変わったと思うのは、期間中の土日、祝日のTVも数年前までなら、会場の模様をライブで道内や全国などに有名タレントや歌手がゲストとして各局で放送していましたが、かなり番組が減ったような気がします。昔、関西?の「ラブアタック」も会場から生放送したことあります。懐かしいですね。
10日13時からでしたが、HBC北海道放送でローカル向けに生放送した「日ハムVS阪神」の練習試合の平均視聴率9.3%、最大瞬間で14.5%だったそうで、04年の土日の公式戦でも6%台なので中田人気の凄さがわかります。テレビでさえ、雪まつりだけ放送していても視聴率が稼げないのでしょうね。
ただ、さとらんど会場の来場者が増えたようで、雪と遊ぶ面白さをもっとPRすると良いと思います。大通り会場とを結ぶJR北海道バスのシャトルバスが我が家の横を通過してましたが、けっこう乗ってました。
元夕張市民さん、いつも楽しいコメントありがとうございます。
関東でも以前は雪祭り会場からのライブやドラマなどを中継していましたが、いつのまにか消えてしまいました。「ラブアタック」、中学生の時に見た記憶があります。やすきよと桂きん枝でしたね。
スキージャンプの中継も回数が減り、「北海道発」が減っているのが残念です。雪祭りにしても珍しいものではなくなり、このあたりも国内観光客減少と関係しているかも。
さとらんど会場が増えていることは、体験できる楽しさがあるからです。大雪像もいいですが、もっと草の根的に楽しめる祭りにすれば地元の人が帰ってきますし、それを目当てに新しい観光客が増えるかもしれません。
中田君は「全国区」ですね。いつまで持つか心配ですが、管理人は初年度から活躍するのではないかと予想しています。いい選手を取りました。