ANAはこの4月から羽田-新千歳間に「プレミアムクラス」を導入した。現在、三国連太郎、佐藤浩一親子を使ったCMを盛んに流している。また、JALでもあの国内線ファーストクラスがいよいよ6月から登場することが決まった。
かつてのスーパーシート時代は4千円程度追加で乗れたのでお気楽だったが、ANAがスーパーシート見直しを行い、その結果運賃体系も変った。たとえば1週間前の事前割引を使って利用すると普通席とは1万円も違うので利用は躊躇ってしまう。
また、JALには「クラスJ」があるが、ファーストクラスの導入でJの影が薄くなりそうである。Jのサービス自体、当初はよかったが最近では普通席と変らなくなっている。JASの「レインボーシート」の引継ぎのようのものだがそちらの方がよかった。
*かつてのブログ「スーパーシートとクラスJについて」
以前、JASをよく利用していた頃はスーパーシートも利用した。他社と違いラウンジが自由に使え、アルコールも無料。マイレージポイントも高かったからだ。勿論、どんなチケットでも一律の追加料金で利用できた(ANA,JALも同様だった)。
その間、エアドゥ、さらに一昨年からのスカイマーク参入によって航空運賃が激安になった。たとえば来週14日午前10時台に東京-新千歳便を利用する場合の4社の運賃の違いを調べてみた。
普通運賃 事前割引(7日前購入)
ANA 33,600円 22,800円
JAL 33,600円 22,800円
AIRDO 22,600円 12,800円
SKY 14,800円 12,800円
運賃格差は歴然である。大手2社とスカイマークでは普通運賃で2万円近く、1週間前の事前割引でも1万円の差がある。プレミアやスーパーシートを利用しようものなら3万円近い格差が生じる。利用者にとっては選択肢が広がっていいことだが、他の公共交通機関、鉄道、高速バス、フェリーなどでは考えられないことだ。
1984年頃、「○金」、「○貧」というフレーズが流行った。確か「金塊巻」というベストセラーから出た流行語だが、大手2社の上級クラス利用は○金(金持ち)、新規2社は○貧(貧乏?)といったところである。
ANA、JAL利用者はビジネスや観光団体運賃利用が多く、それほど己の懐も痛まない人たちが多いと思う。それに引換えAIRDO、SKY利用者は自腹で乗る人が多いようである(管理人も含め)。
管理人は札幌線に限っていうとJALから○貧のスカイマークに切り換えた。理由はいろいろあるが「安い」に尽きる。徹底合理化しているが特に問題はない。その分、JALカードを使う機会が減ってしまったが以前ほどマイレージに魅力をかんじなくなったのも事実だ。
皆さんはどの航空会社を選び、どのクラスを選択するであろうか。
JALのファーストクラスは単純に8千円追加で乗れるのでパックツアーを利用する時にでも試しで乗ってみたいと思う。
コメントを書く
コメントを投稿するにはログインしてください。