観光ホテルチェーン道内大手のカラカミ観光は二十二日、釧路市阿寒町阿寒湖温泉の観光ホテル「阿寒ビューホテル」(二百十七室)を、売り上げ不振のため十月二十日で閉館すると発表した。正社員二十四人の雇用を継続するが、パートや契約社員計二十四人については未定という。 (9/23付 道新*リンクなし)
CMで御馴染みの阿寒ビューホテルが閉館するとは驚きである。カラカミ観光は阿寒湖にニュー阿寒ホテル・ホテルエメラルドをあわせ3館を営業しているが、阿寒湖のホテルの不振がカラカミ観光全体の売上げを落としているようだ。カラカミのマスプロ的なビジネスモデルは、前時代的であるが、それでも大量の広告宣伝で道内で知らない者はおらず、いろいろな意味で北海道観光の象徴といえよう。
管理人はたまたま27日(土)、阿寒湖の温泉街を通ったが、閑散としていた。最近の阿寒湖はホテル単位ではなく、地域(温泉街)単位で売り出そうと鶴雅の大西氏などが中心となり、新たな企画を打ち出しているが、それも危機感を感じているからであろう。カラカミ系のホテルは既に時代に乗り遅れており、大型レジャーセンター型のホテルが生き残っていくのは厳しい。どこを目指していくのであろうか。
阿寒ビューホテルはこれまで泊まった北海道の宿泊施設の中でもサイテーランクです。ようやくつぶれたかという感じです。
客室は狭く臭く、詰め込むこと以外なにも考えずに作ったと思えます。
料理は人間の食べ物と思えないほどまずく、風呂は循環の循環で何の湯だかもわからず、カラカミ観光の印象はもともとよくなかったのですが、阿寒ビューホテルで決定的になりました。つぶれた理由をカラカミのみならず北海道の観光業者はよく考えたほうがいいですね。
北海道観光マスターさん、こんばんは。
カラカミはこれまでの北海道観光の象徴であると思います。カラカミ以外にも似たような事業者がテレビや新聞媒体を使い垂れ流しをしています。この大量広告出稿はいつまでも続かないでしょう。
テレビ局や道新から見れば大クライアントなので厳しいことを言えない。悪循環でもありますね。