先日の拙ブログ「「道内限定販売」のルールを破った花畑牧場、これは決定的なミスマーケティングだ」は驚くほどのアクセスをいただいている。
実は今朝付けの道新webで、田中義剛社長のインタビューが掲載されている。十勝でもアイスクリーム増産をはかり、夕張も引き続き支援するといった内容だ。今後はさらに設備投資を増やし、拡大路線を続ける模様だ。
管理人は花畑牧場のことを、石屋製菓や六花亭、ロイズのような道内限定スイーツメーカーと同じ土俵で論じたが、ここが目指しているのでそうではなく、北海道ブランドを活用した生産販売&外食総合フードビジネスである。ありそうでなかったジャンルであるが、リスクも高いと思われる。
そういう展開ならば、高品質の消費者に長く愛される商品を作っていただきたい。また、北海道や十勝のイメージを落とすようなことはしてはならない。
23日付十勝毎日新聞にも関連記事があります。
道新webより 田中義剛社長インタビュー記事は↓
花畑牧場(十勝管内中札内村)の田中義剛社長は22日、北海道新聞のインタビューに対し、4月から十勝工場(同管内音更町)でアイスクリームを増産するほか、中札内村に二つの工場を新設し、菓子の新製品を発売する計画を明らかにした。また、夕張市では観光施設などの整備を継続する意向を示した。
十勝工場はアイスクリームや生キャラメル、チーズなどを製造。田中社長は「関東圏のコンビニエンスストアで販売中の『生キャラメルアイスクリーム プレミアム』の売れ行きが好調」と述べたうえで、現在の日産6万個から10万個に増産し販路も全国に広げる考えを明らかにした。
さらに、中札内村の牧場内に生キャラメルやチーズなどの製造過程を観光客に見せる第2工場(約600平方メートル)、新製品のスナック菓子を製造する第3工場(約1800平方メートル)を4月に新設する。スナック菓子は4月発売予定で、日産6万個規模、直営店のほか観光土産店にも卸す。投資総額は十勝工場を含め10億円を超え、3工場で新たに200人程度を雇用する。
生キャラメルのブームは一段落したが、田中社長は「アイスクリームやメロンパンの販売が好調」とし、2010年3月期で売上高210億円を確保、5期連続の増収増益となる見通しを示した。
夕張工場の派遣社員を3月末で30人減らすことについては「季節調整の範囲。夕張は重要な拠点でこれからも投資を続ける」(田中社長)と述べ、現施設を改装して今春は団体客対応のレストランを開業するとした。
おそらく17日の記事が非常な「反響」を呼び、花畑牧場に対して問い合わせその他が殺到したのだと思います。そこで田中が道新にねじ込んでインタビューを設定させ、それを記事にしたのでしょう。
お大事に。
北海道観光マスターさん、こんにちは。
さすがに鋭い推測ですね。逆の方向に突っ走っている気がしてなりませんなあ。それにしても210億の売上げは凄い。北海道土産の御三家の売上げを大幅に超えています。やはり、総合フードビジネスです。
何の因果かちょうど1年前の記事ですね。
花畑牧場は現在人を減らすのに必死ですよ
十勝を利用するだけの商売なので、売り上げが
急下降してますし在庫が異常に多いです。
花畑は長くはないでしょう。
道産子ベアーさん、ありがとうございます。
本当にちょうど1年前の記事ですね(笑)。あの時でも閑古鳥が鳴いていましたが、今は札幌・東京共々さらに閑散としている印象です。
やはり北海道のものは北海道で売るのが、こういった付加価値商品の鉄則ではないでしょうか。これまでにないジャンルを目指したのでしょうが無理があるのは最初から見えています。