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大間航路の新造船のネーミングは懐かしの「大函丸」に決定

’10.05Hokkaido camera2 179 函館港に着岸間際の大間航路の「ばあゆ」 外人墓地付近から撮影

大間・函館フェリー航路に大間町が建造中の新船(2013年4月就航予定)の名前が、「大函丸(だいかんまる)」に決まった。1964(昭和39)年のフェリー就航時から24年にわたって計6隻に使われた名称で、町民の愛着が深い。(6/21付 東奥日報

大間・函館航路は昭和39年の開設以来、住民の生活航路(おもに大間町民)としての役割を果たしてきたが、東日本フェリーの倒産、その後の原油高騰や新会社がリストラ策などで航路撤退を表明。しかし、紆余曲折の末、大間町が津軽海峡フェリーに船舶を無償で貸与するかたちで航路が継続されることになった。

新船の名称は「大函丸」に決定。この名前は航路開設以来、1971年まで計6隻に付された船名である。現在の「ばあゆ」は1988年に就航、既に24年が経過しているが、当時の東日本フェリーは星座やギリシャ神話などから船名のネーミングを行っており、非常に特徴的だ。

来年4月に就航予定の「大函丸」だが、総トン数は1985トンと現在のものより3割ほど大型化する。津軽海峡フェリーは船体の法定耐用年数満了まで航路を維持するが、経営収支が赤字でも、町からの補てんはない。

大間航路の昨年度の旅客数は前年度比10・8%減の9万3042人。平成元(89年)以降で10万人を初めて割り込み、厳しい経営状況が続いている。

同航路は新会社以降後、運賃が大幅に値上がりをしている。参考までに20年前の1992年当時、2等運賃は千円であったが今は2,200円に。車両運賃は区分けが変わっているが、以前は4メートル未満9,800円であったものが、現在は普通乗用車全体で16,000円になっている。運賃の値上げも利用者の減少に繫がっているであろう。

車両運賃だけで比較すると八戸-苫小牧のシルバーフェリーが4メートル未満が16,500円、新潟-小樽の新日本フェリーが4メートル未満で18,500円なのでかなりの割高感がある。

以前は走るだけ走り、もっとも安い同航路で北海道へ(本州へ)といった使い方がされていたが今はそのメリットがない。また、生活航路だけに何とかならないものであろうか。

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