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石屋製菓の不祥事について(2)

石屋製菓の不祥事は、道内メディアだけではなく、全国レベルでもかなり大きく取り上げられている。昨日のブログで、「同族経営」の問題点と、「風通しの悪さ」について書いたが、新聞各紙も概ね同様な内容である。
管理人が1995年に石屋製菓を2度訪問している。ちょうど「チョコレートファクトリー」(白い恋人パーク)が完成し、コンサドーレ(当時:JFL東芝)を札幌へ誘致しようと動いていた頃である。
当時、管理人は、首都圏から北海道への「移住」を考えており、ある方の紹介で、石屋製菓の石水社長にお会いした。菓子の方ではなく、これからサッカーやテーマパークをはじめとする新規事業を進めるのでそちらのサポートをして貰いたいといった内容であった。
完成したばかりの工場も案内されたが、その時の印象は今回の事件を予見させるようなものがあった。
同族でトップダウンのオーナー企業体質、一般社員と経営陣(ファミリー)には大きな壁があるようにかんじ、これまで関わってきた会社とは大きな違和感を覚えた。中も静かで、覇気をかんじない。
将来の展望、拡大路線の話を社長はされたが、どこか不安をかんじさせた。管理人ははじめて同族経営とはこういうものであるとナマで知った。
その後、石屋製菓は順調に業績を伸ばし、石水社長も北海道財界の若手からトップクラスへ昇進された。縁のあった会社なので成長を喜んでいたが、反面、やり過ぎではないか、本業が疎かになっているのではないかという不安があった。そして何よりも社長と対等で社内で話しができる人材が相変わらずいないのではないか気がかりであった。
企業の不祥事はある日突然、出てくるが、実は積み重ねの結果である。メディアから集中砲火を暫く浴びるであろうが、ここでいかに機転が利く対応が取れ、消費者にいいイメージを与えるかが、信頼回復のカギである、事業再開後へ大きく影響する。
「すばやく」、「嘘はつかない」、「発表ができることはすべて出す」、「頻繁な会見やリリース」、「消費者の立場になったメッセージ」、「誠意ある対応」・・・これらがキチンとできていれば大ヤケドにはならない。しかし、満足にそれができる会社が少ないのだ。
縁のあった企業なので気になりながら、成り行きを見守っている。

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