*

シーニックバイウェイのPR誌が登場、認知度アップと共に中身の充実を求める

道内の景観に優れたドライブルートを観光振興に生かすシーニックバイウェイ支援センター(札幌市)は、各ルートの観光情報を紹介する無料誌を発行した。道内の「道の駅」やレンタカー会社などで約15万部を配る。シーニックバイウェイを地域活性化に生かす各団体による沿線のお薦めスポットを掲載。ドライバーが地域に立ち寄るきっかけとする。(10/27付 日経新聞北海道版)

 
シーニックバイウェイ」は、支笏洞爺ニセコルートと大雪・富良野ルートの2つのモデルルートを2003年実験スタート。2005年北海道開発局などを中心に、「シーニックバイウェイ北海道推進協議会」を設置し、モデルルートに東オホーツクシーニックバイウェイを加えた3ルートを指定。2006年には宗谷シーニックバイウェイ,函館・大沼・噴火湾ルート、釧路湿原・阿寒・摩周シーニックバイウェイを、2008年には萌える天北オロロンルートを加え、現在7ルートを指定している。
このシーニックバイウェイ、当初管理人は”シーニックハイウェイ”と聞き間違えていたが、未だにピンと来ないのだ。北海道を代表する景観ルートを指定したものだが、これまでおすすめドライブコースなどで紹介されたよく知られたルートばかりであり、あらためてそこを括る意味が今ひとつわからなかった。背景には道の駅や道路整備など政治的な事情もあるかもしれないが、わざわざコースを指定して、そこを辿ることで利用者、沿道地域の経済効果にどういった恩恵があるのか今ひとつ疑問であった。
シーニックの活性にはもっと民間の力が必要である。地域・ルート・ロケーションありきではなく、そこにある資源を観光誘発にいかに有効に使えるか、具体的に引っ張り出す力がもっと求められているはずだ。これまでは観光案内のレベルで中身が濃くなかった。
ルート紹介から入るのも重要だが、たとえば、沿道の魅力的な宿、グルメ、隠れたテーマなどこれまで意外に気付いて意いなかった個の魅力から入って紹介するのもひとつの手法ではないか。
今回、無料誌の名称は「BYWAY(ばいうぇい)」で年に3回発行する。このほど秋号として、地元の自然を楽しめる散策コースや、一般的には知られていないが、地元お薦めの料理店などを紹介した。12月配布の冬号では各ルートにある温泉を特集する予定という。北海道は観光関連のフリペ天国なので埋没しないことを祈るのみだ。
このシーニックバイウェイ、米国発祥でだが、北海道を除き日本ではまだまだ知られていない。指定ルートは北海道観光初心者には魅力的なコースが多いので、海外を含め道外でも情報発信にも期待をしたいところである。

 - すべての記事一覧, その他