*

森山大道写真展と亡くなられた佐藤忠良氏の彫刻作品を芸術の森で鑑賞

Exif_JPEG_PICTURE                                              画像 149moriyama01_400-thumb-250xauto-138

先日(3/28)、「札幌芸術の森」へ足を運んだ。

目的は写真家・森山大道写真展「北海道<最終章>」と野外彫刻ブースの佐藤忠良記念アトリエを見に行くためである。森山は1978年にスランプに陥った時に北海道に三ヶ月滞在、その間に撮りためた未現像フィルムと2010年にふたたび撮ったものが展示されている。

世界的な写真家だが、管理人は最近まで存在を知らず、2008年に東京都写真美術館で企画展を見てから興味を持つようになった。1978年北海道は札幌のほか、小樽・美唄・夕張・留萌などが被写体となっている。嬉しかったのは管理人と全く同じアングルで撮ったものが小樽と夕張の飲み屋街であった。同じ場所から同視点で撮ったというだけで感激である。

33年前の光景は近過去のようにかんじていたが、写真で見ると高度成長も終わり、成熟した日本とは思えないような光景があり、若い人が見ると新鮮であると思う。

 

芸術の森には美術館のほか、有名な野外彫刻がある。冬季は奥まで入れないが、彫刻家「佐藤忠良記念こどもアトリエ」は通年行くことができる。実は記念館がオープンした2008年にも一度来ているが(その時のブログはこちら)、先月、世田谷美術館で「佐藤忠良展」を見ており、ふたたび作品を見たくなり、足を運び、野外彫刻をカメラに納めた。

ところがその2日後、佐藤忠良氏死去のニュースを知った。ちょうど旭川に居たが、買物公園にある忠良作品をあらためて見に行った。98才なので天寿を全うされたと考えるのが常であろうが残念でならない。

佐藤作品はあまりにオーソドックスなので、「どうして好きなの?」と聞かれると返答に困ってしまうがが、女性の美しさ、子供の無垢さを忠実に再現しているところに惹かれてしまう。北杜の窓サイトでも釧路幣舞橋の「道東の四季 夏像」の写真を使わしていただいている。同じ北海道と縁がある本郷新氏も好きだが、かなり対極といってもよい作風である。

肉体は滅んでも、作品(魂)が残る芸術家はある種、羨ましい。佐藤先生のご冥福をお祈りしたい。

  画像 168画像 160

   画像 165画像 433

 - すべての記事一覧, アート・文学・サブカル