北海道新聞によると函館バスがボンネットバスを購入し、定期観光バスや貸切用に使用する。この古いバスは「函館浪漫号」の愛称で28日から市内観光に登場する。
最近、レトロ風のボンネットバス(実は新しい車両)は各地で見かけるが、ホンモノのボンネットとなると出所が限られている。四国から購入したとあるが、ボンネットを所要している徳島の四国交通のものであろうか?
これまで函館バスは定期観光バス事業(都市間バス含め)にあまり力を入れていなかった。おもに北都交通が函館山・旧市街・五稜郭などの市内観光を担当し、函バスは道南広域の史跡めぐりを夏季に運行していた程度であったが、地域を代表するバス事業者として方針を転換したのであろうか。
定期観光バス事業がそれほど儲かるとは思えないので函館観光プロモーションの一環で動いているのであろう。また、函館市電でもレトロ車両の「箱館ハイカラ号」の運行を始めている。
なお、このニュース、函館バスのHPを見ても載っていない。バスロケなどIT化を進めているが、ボンネットバスに関する話題が道新以外で拾えなかったのが残念である。
今、函館は若者の人口流出が激しく、高失業率や都市部の空洞化など明るい話題が少ない。北海道では数少ない歴史と文化・エキゾチズムが売りのマチとして産・学・官で頑張っているが、それらが官やアカデミーの実験レベルに終わらず収益モデルに昇華することを期待したい。
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コメント(3件)
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この話で、不思議だなぁと思った事が二つあります。函館バスの事ではないのですが、ひとつは、このバスを使っていた四国の事業者が調べても分らない事。
珍しいバスなのに、なんで検索しても引っかからないのか?四国交通の物は見た目が既に違いますし、形式も違いますよね。土佐電鉄の物は元・岩手県交通の物ですし、大きさも違います。因みに、我が家の前の道路を走っていたバスが高知に渡っているとは感慨深いです。
二つ目は、岩手県交通が老朽化の為に廃車しようとしているバスと同型なのになんで、函館で活躍できるのか?これは整備のなせる技なんでしょうかねぇ。不思議です。
あと、このボンネットバスに施されている塗装なんですが、函館バスの旧塗装ですか?
maksim727さんへ
函館バスのボンネットは謎のバスなのですね。記憶が定かではないのですが、四国の観光施設がボンネットバスを保有していたというような話を聞いたことがあるのですが自信がありません。
函館バスの旧塗装は知りません。かなり毒々しい色です。
[バス]函館バスの函館浪漫号の前の所有者は多分あそこ
北海道観光研究所 北杜の窓で紹介されていた、バスはどこで所有していたのか気になったので、調べてみました。が、ネットでは見つけられず。 四国交通の物とは形が違う…