旅行・運輸各社が、観光地や大型施設を行き先とするバス運行を増やし始めた。ガソリン高や道民の環境意識の高まりを背景に、需要が見込めると判断。バス交通が見直されるきっかけとなる可能性もある。JR北海道とJTB北海道、日本旅行北海道、近畿日本ツーリストは4社共同で、洞爺湖周辺と登別地域を巡る周遊バスの運行を始める。9月6日から11月3日まで。JR登別駅を起点に地獄谷や有珠山を巡る約9時間のコースで、途中で洞爺駅や室蘭駅にも立ち寄る。各社は往復のJR便と登別温泉での宿泊をセットにし、ガソリン代高騰でマイカー旅行を避けたい家族連れなどを取り込む。(8/5付 日経新聞)
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コメント(2件)
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先の北都交通の記事と連動して、「今だから バス需要」 というわけですよね!
「ガソリン高騰で厳しい厳しい」というのが業界の合言葉ですが、こんなときだからこそ!と対応すれば、ビジネスチャンスが存在することの証明ですね。
ガソリン高騰→JRやバスなどの公共交通機関の図式だったことを忘れてました。
この点が、業界的には、「貸切バスでは。。損」という線引きをしてしまうので頭脳が閉塞してしまうのでしょう。。
公共交通×旅行 の図式には 本来は交通弱者対象である2次交通を思い浮かべればこの発想になるのですね。
私は、なかなか前に踏み出せない着地地域内の第3種旅行業者による募集旅行の商品コンセプトがここにあるような気がします。ここに観光そのものの価値付けさせれば。。。といった。
先日の記事を拝見し、早速、北都交通の方ともお話する機会をもちました。やはり、業績を回復させたのは、単純にバス需要、、というよりも、「どのようにバスを売ったか」がオリジナリティあふれる展開であったということでした。
そこにも、2次交通に近い着地型商品の存在があったようです。
今年度ならではの切り口、さらに今後の着地型観光、バブル以降のマスツーリズムが大きな転換期を迎える北海道観光の方向性にヒントがあるように思います。
考えさせられました。
コメントありがとうございます。
たまたま北都交通の記事を書いた後にJR北海道から今回の発表があったのですが、JRバスのように乗合路線よりも都市間高速に重きを置いている会社は、ガソリン高騰をチャンスと取られているようです。
着地型観光についても、時流としてきっかけづくりになると思います。停滞する北海道観光ですが、意外なチャンスが到来するのでは。公共交通の利用促進はイコール地域経済の活性潤滑化でもあります。