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高額な夏の北海道旅行、これでは旅行機会を失ってしまう

7月に入り、北海道は本格的な観光シーズンに突入した。このところ外国人観光客が多いせいもあり、賑わっているなあという印象であったが、今年の夏休みは相当に混み合っている。特に19日(土)からの3連休がピークのようであるが、国内線や宿泊の予約を見ていた驚いたことがある。混雑しているのは最初から織り込み済みであるが、びっくりしたのは料金の高さである。

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上の写真はLCCバニラエアの7月19日成田から千歳までの空席状況だが、何と運賃が2万5千円もする。同じルートに就航しているジェットスターもほぼ同額であり、スカイマークの普通運賃17,400円を大幅に上回っていた。この運賃は羽田発のエアドゥやスカイの割引運賃よりもかなり高く、ANA、JALに迫る金額である。成田までの交通費を考えれば、相当な出費であり、繁忙期はLCCが全く安くなく、割高なことをあらわしている。LCCに限らず、各航空会社は7、8月は各種割引運賃をなくし、普通運賃もアップさせるので夏休み期間の航空機での旅行はかなりの割高である。

 

2014-06-24-2

ここまでは全国共通の話であるが、夏休み最初の休日である7月19日の札幌市内のホテルの空きを「じゃらん」で調べてみると、空いているのは「ロイトン札幌」のみで何と166,666円であった。桁がひとつ違うのでないかと思ったが、16万円のロイヤルスイートしか空いていない。管理人は6月上旬にも一度、空室を調べたが、その時点では大通公園ホテルシングル1万2千円、パールシティ1万3千円、東武ホテル2万5千円などと出ており、驚いたものだ。他のサイトもほぼ同じであるが、JTBや近ツーなどリアル系の旅行会社の方が在庫があり、料金も良心的であった。夏休みなど繁忙期は、LCCはあてにせず、宿泊予約もネット系エージェントではなく、大手旅行会社から入った方が安く上がりそうである。

この混雑、3連休だけかと思ったが、札幌の場合、その次のまたその次の週末も埋まっており、空いているのはまたもロイトンの16万円のみであった(じゃらんの場合)。道内他の都市を調べてみると、釧路、旭川は8月まで週末のホテルはほぼ満室、函館と帯広はまだ空きがあるといったところであった。 飛行機も宿も取れないのでパックで申し込もうという方もいるであろうが、この時期のパックは高くて旨みがない。たとえば、7/19-21の3連休に東京から札幌へ行く場合、最も安いパックでも「ブルーウェーブイン札幌」クラスの宿が1泊付いて8万円近くする。まあ、あり得ない金額である。飛行機代は全国どこも高くなるので仕方ないにしても宿泊の方は何とかならないものか。旅行会社が在庫を抑えているせいもあり、キャンセルが多くなる1週間前ぐらいからが狙い目ではあるが、それではスケジュールが立てられず、最近は直前のキャンセルが出ても、需要もあるので料金は高めである。

もともと7-8月は北海道観光のかき入れ時であり、宿が取りずらいのは今に始まったことではないが、この数年でパターンが変わってきているような気がする。日本人観光客は増えていないので外国人の増加と考えていいであろうが、もっとも季節のよい時期に行きづらいのは北海道にとってもマイナスであり、これでは海外に流失してしまう。また、季節集約型の一極集中が受入側のサービスに影響を及ぼさないかという心配でもある。「自然は一流、施設は二流、料理は三流、サービス四流、関係者の意識は五流」 という揶揄があるが、適正な金額での観光を望みたい。

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