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釧路キャッスルホテルが民事再生 センチュリーロイヤル傘下へ

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左からホテル客室から見た幣舞橋 右は幣舞橋から見たホテル

地場大手の釧路キャッスルホテル(反保宏士郎社長)が経営に行き詰まり、4日にも民事再生法の適用を申請する方針を固めたことが3日、明らかになった。負債総額は約10億円とみられる。地元資本の別のホテル運営会社が経営に加わり、営業を続ける。40人弱の従業員の雇用は継続される見通し。 (11/4付道新

前回の拙ブログでは頑張っている地場ホテルということで釧路ロイヤルインを紹介したが、その矢先に地元を代表するキャッスルホテルが経営に行き詰まり民事再生になってしまった。実は先日、釧路へ行った際、宿泊を考えたのだが、実用的なロイヤルインを選んでしまった。また、滞在中に繁華街へ出た折、キャッスルが経営するすき焼き屋とその雑居ビル(末広館)が閉まっており、どうしたのかなと気になっていたところであった。

このホテル、管理人が24年前に初めて泊まった釧路の宿であり、MOOや市立博物館などを手掛けた毛綱建築のひとつである。幣舞橋や夕日を一望できるロケーションのよさで開業当時は市内でいちばん洒落た宿であっのではないか。その頃は夜中までルームサービスもあったと記憶している。上左側の写真は客室から撮ったものだが、市内のホテルでこれほど絵葉書的なアングルのところはない。ホテルオークラ新潟の客室から見た万代橋とよく似たロケーションである。

宿泊よりはブライダルなどのコンベンションが主体であったと思われるが、ラムサール条約会議を契機に市内に大型都市ホテルが2つ誕生、少子化、地域の景気停滞などで宴会需要も減少し、さらに全国チェーンのビジネスホテルの進出ラッシュで宿泊の方も厳しい状態が続いていたようだ。そのせいか設備の老朽化や陳腐化も目立ち、有線LANが最後まで導入されなかったり(最近になりwifi完備)、いまだ洗浄機付トイレが一部客室しかないなど設備面の不備が目立っていた。

釧路市にはかつて釧路パシフィックホテルという老舗ホテルがあったが、消えて久しい。これで地元経営のシティホテルは消えてしまったと思われるが、営業は続けるようなので応援したいと思う。駐車場は平面にあり無料、チェックアウトが12時など使い勝手もいいホテルであると思う。

このホテル、24年前に初めて泊まった夜、フロントで居酒屋を紹介してくれと頼んだところホテルの社長の行きつけの店を紹介してもらいボトルを呑んでも構わないと言われたことが懐かしい。こういうところが、地場ホテルのよさ(いくらシャレたホテルでも釧路らしい話)である。これまで拙ブログでは地場ホテルの厳しさと応援を訴えてきたが、今回の事例もその典型になってしまった。

なお、ホテルHPによると今後はセンチュリーロイヤルホテルのグループに入るようである。現在のセンチュリーロイヤルは釧路の企業がオーナーのはず。最近は強気な経営をしているが、観光客や外国人の入り込みも増えているので今後のキャッスルに期待をしたいところだ。改修がきちんとできれば、再生可能なホテルである。

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センチュリーロイヤルグループ入りを告知するHPから

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