温泉番付東横綱に輝いた鳴子温泉で泊まった「旅館すがわら」

温泉番付東横綱に輝いた鳴子温泉で泊まった「旅館すがわら」

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「旅館すがわら」の夕食と朝食
仙台出張の翌日、夕方に仕事が終わるのでその足で鳴子温泉へ向かった。鳴子温泉は大のお気に入りで管理人のリフレッシュ=鳴子なのである。以前は年に2,3回は足を運んでいたが今回は1年半ぶりである。
当初、仙台17時過ぎの新幹線に乗り、古川で陸羽東線に乗換え19時前に到着する予定であったが、仕事が早く片付き、1日1本の16時発鳴子温泉行き高速バス(ミヤコー大崎バス)に乗れた。料金は千円と安く、所要時間も1時間25分なので新幹線を利用するより早い。たまたまバスの終点・鳴子車湯が今回宿泊した「旅館すがわら」の真ん前でなので助かった。
JR鳴子温泉駅や温泉街の中心はここから10分程度歩かないといけないのでこのあたり、温泉直通バスにしては不親切だ。
今回、旅館すがわらへの宿泊は初めて、鳴子温泉では割といい評判を聞いていた。古い旅館だが、風呂の数が多く、特に貸切風呂がいくつかあるのでカップルに人気があるらしい。泉質は芒硝・重曹-食塩泉であるが、鳴子にしてはやや特長にかける(鳴子のお湯はどこも強烈な個性がある)。
食事は夜朝とも部屋食。実は鳴子温泉郷の宿の最大の問題点は食事である。食事に関してはどこもかなりアバウト。
宿は団体向けか湯治向けの二つに大きく傾向が分かれ、肝心の真ん中が抜けているのだ。お湯がいいからといって黙ってでも客が来る時代ではない。現に湯治客は減っており、団体客も大幅減少。旅館の廃業や経営交代も目立つが、いつ来てもあまり変わっておらずゆっくり時が動いている印象だ。
旅館すがわらの食事は、新しいものにチャレンジしようという意気込みは感じられた。「創作」とまでは言えないが、家庭料理ながら努力が伺える。食事に限らずロビーにある無料のコーヒー(この程度のサービスはどこでもやっているが鳴子では珍しい)など若いオーナー夫妻は頑張っていた。
全体的な印象でいれば及第点といったところだが、「じゃらん」ウケしそうな宿である。値段もお手頃なので若いカップルにはおススメである。
なお、鳴子温泉は雑誌「旅の手帖」が行なった「温泉番付」で東横綱に輝いた。温泉そのものの質でいえばえらく妥当な結果である。西は別府温泉であったが、これも当然と思い納得いく。鳴子はもっと、もっと知って、来てもらいたい温泉地である。
12/21宿泊 1泊2食付 1万円(じゃらんネット)
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