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ジェットスター・ジャパンが就航 スカイマークの成田発は9月まで全席1万円で対抗

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左写真は「Fly Team」サイトより

日本航空などが出資する格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンが3日午前、拠点の成田空港から新千歳(札幌)へ出発した。全日本空輸系のLCC、ピーチ・アビエーションが今年3月から関西空港を拠点に運航しており、東西のLCC就航で空の価格競争が本格的に始まる。(7/3付 Sankei Biz

2番目のLCCであるジェットスターが飛び立った。成田・関空を拠点に新千歳、福岡、那覇などに路線を展開するが、ここに来てLCC3社のカラーの違いも少し見えてきた。

先行のピーチは社名からわかる通りカジュアルさを前面に出している。気軽に乗れる航空機、ウイラーバスの空版といったところか。好調なようであり、一定のリピーターを獲得しそうである。

これに対し、ジェットスターは気軽さの中にも品質の高さをウリにしているように思える。たとえばパイロットは日本人が中心、客室乗務員もメジャーキャリアに負けないホスピタリティやキャラクターにベッキーを登用しCMも放映している。また、旅行会社のパックツアーにも積極的に乗り出し、ネット以外の利用者獲得も狙ったメイドインジャパン色を打ち出し新たな顧客を獲得しようとしているのか。

8月に就航するエアアジアはまだカラーが見えず未知数だが、ホームページを見る限り、海外LCCサイトの日本語版といったかんじで日本人向けにカスタマナイズされていないと感じた。今後、ジェットスターとは競合する路線も多いが、価格以外でも差別化できるポイントを打ち出さないと苦戦がしいられるかもしれない。

これまで成田発の国内線はスカイマークが路線の拡大を図っていた。現在、旭川、札幌、神戸、福岡、鹿児島、那覇、宮古に路線を伸ばしているが、LCC2社の参入により、札幌、福岡、那覇などは重複することになった。スカイの場合、LCCというカテゴリーとは異なるが、運賃的には拮抗しており、利用者層を含めて最大のライバルの登場である。

そこでスカイでは今月から沖縄便以外の成田発着の国内線運賃すべてを1万円均一にした(沖縄便は1万5千円)。これは最低価格ではなく、普通運賃なのでかなりの割安感である。LCCの場合、手荷物は別料金で便変更の場合も追加料金などがかかってしまうが、スカイの場合は普通運賃扱いなのでこれ以上の追加はない。

この1万円普通運賃はお盆の繁忙期を除き、夏休みを含め今のところ9月まではやるようである。LCC3社の登場により利用者の選択肢が増してきたことを今回のスカイの運賃でかんじた。近々に搭乗してみたいと思う。

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