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お金を使う外国人は有給休暇数が多い国というデータ

日本を訪れる訪日外国人観光客によるインバウンド消費は、いくらぐらいのお金を何に使っているのかご存知でしょうか?出身国(国籍別)に見ていくと色々と面白い傾向があることがわかります。(訪日ラボ

中国人が爆買いが終了し、いまだその幻想に惑わされ、困惑している日本人関係者も多いかと思うが、彼らは日本人が20年、30年かけてやってきた海外旅行のスタイル変化を僅か4,5年でやってしまっただけのことである。一生に1回きりのような海外(日本)旅行や団体旅行、物見遊山型の旅が終了し、次第に個人旅行で、消費も宿泊代など旅行本体にシフトしていくであろう。

さて、この訪日ラボのデータを見て、気付いたのは有給休暇日数や取得率が多い国がお金を使うということで、注目すべきデータである。
スペインやオーストラリアの消費が高いのは有給休暇日数が長いためだ。スペインは100%取得が法律で義務付けられており、平均すれば40日近い休みが取れる。オーストラリアは最低4週間プラス別に10日ぐらいの休みがあるが、休暇中に基本給以外の特別手当が出るという信じられない制度があるのも関係しているかもしれない。

この二か国以外でもイタリア、フランスなど一か月以上の有給休暇取得が義務付けられている国の消費額は高い。また、米国や英国、ドイツなどのアングロ・ゲルマン系に比べラテンヨーロッパの国(仏・伊・西など)は旅行中の食事や宿泊などにお金をかける傾向がある。英国やドイツなどは旅行中も贅沢をせずに普段と変わらない旅行スタイルが多く、質素、質実剛健的な気質が反映されているのに対し、スペイン、イタリアなど普段から食事や衣服などにもお金をかける俗に云うラテン系は旅でも消費をするようである。このあたりは同じ欧米でも一括りには出来ず、インバウンドに参考になるはずである。

それにしてもプレミアム・フライデーなどと騒いでいる国の次元の低さには厭になってしまう。… 管理人は国が年2回、1週間単位で好きな時期に休暇を取ることを義務付るぐらいにやってもらいたいと思うが、本来は周囲に関係なく、自発的に有給休暇を取れる雰囲気や環境を造りだすべきである。「みんなで休めば。。。」的な右へ倣えでは、特定期間に人が集中するが、効率的ではなく、分散されてこそ、マーケットが広がり、消費が伸び、観光産業にもプラスになるはずである。

日本は他の先進国と比べて、労働生産性の低さが問題になっているが、自主性の薄さや右へ倣え的な体質が結果的に効率を落としているのではないかと管理人は考えている。上述したスペイン人やイタリア人は仕事をしないイメージがあるが、仕事への集中力や効率・合理性は日本人よりも遥かに優れている。自由に休める環境づくりが、生産性の向上に繋がるはずである。

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