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月刊化した「旅と鉄道」

昨日、書店で「旅と鉄道」(鉄道ジャーナル社)を見つけた。この雑誌は季刊や増刊のかたちで年5,6冊発行されていたが、今回からサイズが小さくなっており、月刊化されていた。その話は前から聞いていたが、折角なのでご祝儀のつもりで10月号を買ってみた。
「旅と鉄道」、一時は毎号のように購読しており、北海道旅行の参考にもしていたが、次第に遠のき、ここ10年位は殆ど購入していなかった。
この雑誌、歴史が古い。管理人が小学生時代、ちょうどSLが廃止になり、「ディスカバージャパン」、アンノン族など個人旅行が流行り始めた頃に創刊されている。その間、編集方針は概ね変わっておらず、ローカル線や寝台車、紀行文など独特の「イズム」が貫かれていた。
しかし、さすがに最近はマンネリ化が目立ち部数も落ちていたことであろう。繰り返しの企画に著作陣の顔ぶれも殆ど変わらない・・・また、メインの「鉄道ジャーナル」ともそれほど内容が変わらない紙面構成。
今回の月刊化は明らかに新しい読者層、中高年層を狙っている。まだ様子見であろうが、話題の女性鉄道旅行ファン獲得も視野に入れている編集である。
大人の青春18きっぷものが、そこそこ売れており、ミドルエイジ向け趣味雑誌に「豪華寝台」や「ローカル線」を特集すると部数が上がるのでターゲットを変えてみたのであろう。
さて内容であるが、基本的には以前のままだ。新しい企画もあるがどれもが中途半端。相変わらず文字数が多く、ビジュアルが少ない。レイアウトも全く変わっていない。これで新しい読者を獲得できるであろうか。
月刊「旅」がJTBから新潮社に発行が移動した途端、180度内容を変え、女性を意識したものにして、こけた例もあるので”突然変異”も危険だが、鉄道雑誌愛読者だけではなく、時刻表購読者、「自遊人」や「一個人」、「danchu」など趣味系雑誌のエッセンスももっと取ってもいいのではないであろうか(あえて避けている気もするが)。

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