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白馬村が長期滞在の観光プラン開始

観光客の減少を食い止めようと、白馬村観光局が首都圏のシニア層をターゲットにした長期滞在型の観光プラン「ふぉーゆー白馬」の発売を始めた。割安の宿泊料を設定し、1週間から最長1年の滞在を実現。山菜狩りやカヌー、木彫りなど四季折々のプログラムを楽しんでもらう。07年から大量退職期を迎える団塊世代の移住誘致に乗り出す自治体は増えているが、長期滞在型の観光プランの売り込みは全国的にも珍しいという。(朝日新聞長野版より)
白馬村は八方尾根スキー場や北アルプスなどで知られる観光地だが、最近はスキー客の減少やリゾート客離れが進んでいる。白馬村の観光客数は94年度の380万人がピークだったが、最近は270万人まで落ち込んでいる。特にスキー場離れが激しく、94年度に260万人いたスキー客は半数近くに減った。
以前、訪れた時もペンション村には空き家や開店休業のものが目立った。私は1972年頃から白馬を知っている。当時の白馬はスキーシーズン以外はアルピニストが訪れる場所で軽井沢や蓼科のようなリゾート地ではなかったが、スキーの大衆化やリゾートブームで瞬く間に森林が伐採され、ペンション村などが出来た。
しかし、バブル崩壊とともに客足は衰え、ゴーストタウン化が始まった。清里ほどではないがかなり深刻である。
そんな白馬村だが知名度が高く、首都圏、東海、関西からも近い。団塊層にとっても馴染みがある人も多いであろうから気軽に訪れることができのが強みといえる。また、受入れ態勢もできているであろう。
滞在は60軒の民宿、ペンション、ホテルなど希望の宿を選び、1週間、1ヶ月、1年など滞在期間によって宿泊料がパッケージ化され、値引きされている。現地生活は「白馬コンシュルジュ」(最近どこでも「コンシュルジュ」を使うが気恥ずかしさがある)に相談をするとプ滞在プログラムが提案される。
登山、乗馬、スキー、蕎麦打ち、燻製づくりなど定番の体験型メニューがあり、平均滞在日数は1週間~10日という。
カントリーライフは憧れの的だ。プチ移住体験ができるのも魅力。白馬村はペンション、ロッジなどサービスが悪いといわれていた頃があったが改善されているのであろうか。
このあたりもポイントである。
北海道でも長期滞在観光が盛んに叫ばれているが、白馬とタイプが似ているリゾート型のニセコや富良野などは滞在型に入り込みやすいであろう。しかし、 それ以外の場所ではモデルがないだけに困難が予想される。
私は今から13年前、釧路湿原や海岸線、夕陽などじっくり味わいたく、釧路に10日間ウイークリーマンションを借りて生活をしたことがある。(滞在日記は観光ミシュランで公開
郊外ではなく、中心街MOOの前にあるウイークリーマンションに滞在をしたが、この体験で自然だけではなく、地域そのものが好きになった。
朝は近所の喫茶店でモーニングに通っているだけでかなりの知り合いができた。
いろいろなタイプの長期滞在があるかと思うが白馬村に注目したい。

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