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エアトランセがこの時期、函館-仙台線を再開させるらしい

エアトランセが30日、11月1日から運休している函館-仙台便を12月15日に再開する方針を固めたことを30日付け道新が伝えている。
道内連絡便から撤退し、さらに沖縄離島便も僅か3ヶ月で退散。、その後、函館-仙台便は、予約があれば一人からでも運航する「乗り合い便」方式で7月から就航しが、仙台空港の保安検査場を使用できなくなったため、11月から運休してた。また、11月1日から就航した大分-那覇の「乗り合い便」は、予約が少なく”一人からでも”を11/9から「一定の人数以上・・・」に変更。今度は僅か8日間で、撤退ではないものの変更で迷走ぶりが続いている。
また、エアトランセは、函館空港内にある格納庫が抵当権に入っており、先日、税金滞納で航空機1機が函館税務署に差し押さえられていることがわかった。仙台線休止の理由も保安検査場の使用料金が払えないからであろう。
そんな中、エアトランセへ融資をしていた函館の信販会社のハコセンが倒産。同社はエアトランセ向けに20億円にのぼる無担保融資をしていたことがわかり、航空機差し押さえもわかってしまった。
先月、ハコセンが自らの経営破綻記者会見において、エアトランセと会長夫妻に融資している計20億円程の返済が滞っていることを明かした。
エアトランセの江村林香社長は、無担保融資20億円が回収困難になっていることについて「事業を続け、できるだけ要望に応じ返済していきたい」との意向を表明し、「民事再生法の申請や業務停止は考えていない」と言い、資金繰りについて、増資を検討していることも明らかにしている。
ちなみにエアトランセの07年3月期決算は売上高約3億円、純損失約16億6千万円である。
この話で驚いたのは、エアトランセのような場当たり的”無責任企業”に20億円もの融資を無担保でするハコセンという会社の存在である。ずさんな融資の結果が倒産だが、どうしてこのようなことが起きるのか不思議である。
また、エアトランセ側も増資を検討し、新たな資金調達先を確保したようなことを江村社長が示唆していたが、これまた場当たり的な発言ではないであろうか。これが事実だとしたらいったいどこから?
はっきり申し上げて、エアトランセと江村社長は、既に社会的信用を失っている。収益確保が困難なコミュータ航空に参入したチャレンジ精神は評価するが、その後のやり方が悪すぎる。小さいながらも公共交通の一翼を担っているという意識をかんじられないのだ。
社長は何か勘違いをしているのではないか。多分、被害者意識、ヒロイズムのようものがごちゃ混ぜになっているのでは。
函館-仙台線の運行再開は、これが本当に最後の最後の試金石であろう。

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