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スキージャンプの影がますます薄くなる

かつてウインタースポーツを代表するものとしてスキージャンプがあった。札幌・長野五輪ではお家芸として大いに盛り上がったが、このところの凋落ぶりは目を覆うばかりだ。主役はフュィギアスケートに奪われ、昨年札幌で開催されたノルディックの世界選手権もろくにテレビ中継されず、ジャンプ陣が頑張り、銅メダルを取ってもたいして話題にならなかった。
年が明け、本格的なジャンプシーズンが札幌で始まった。5日の雪印杯、11日の札幌オリンピック記念、今日のHTB杯、明日のSTV杯HBC杯と続き、2月2,3日は恒例の大倉山W杯だ。
実はショックだったのが全国ネットのテレビ中継がなかったことである。昨年までは東京ではTBSが雪印杯、テレビ朝日がHTB杯を中継していたが今年はなくなり、民放系カップ戦の全国中継はSTV,HBC,TVH(未定)だけとなった。
STV杯は日本テレビが例年通り中継するが、こちらもいつまで続くかわからない。STV杯中継は南海キャンディーズがゲストに出て盛り上げるようだが、お笑いを使わなくていけないほど厳しいのだ。
国内組ではいまだに岡部や東輝が一線である。トップキャリアは20年近い。海外遠征組でも葛西がトップで彼らは92年のアルベールビルからの選手である。同年にバルセロナ五輪が開かれたが、その時のトップ選手でいまだ現役はいるであろうか。
問題は若手が育たず層が薄いことだ。下川町の強化育成が話題になっているが、かつてのジャンプどころ・小樽や余市から選手が出ず、何といっても札幌出身の選手が少なすぎる。受け入れ先の実業団も廃部縮小が多く、最近は個人スポンサー型の所属形態が目立つ。。
選手の超高齢化と若手育成の課題は、日本のジャンプ競技を滅ぼしかねない深刻な問題だ。
日刊スポーツのブログで面白い記事を発見した。北海道日刊の記者が書いたもので「スキージャンプを取巻く高齢化」というタイトル。
選手だけではなく、計測員の裏方さんも平均年齢が60才を越えているのではないかとある。札幌五輪のメダル独占から36年が経過したが、いまだに時がそこで止まっている人が多いのでないか。長野からも丸10年、ノスタルジーに浸っている場合ではない。JOCやSAJも本気で草の根からの強化策を考えてもらいたい。
とりあえず今楽しみなのは、女子ジャンプの13才伊藤有紀であろうか(下川は伊藤姓が多い)。

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